副鼻腔炎の原因や症状(熱・咳・頭痛)と対処法

鼻づまりの原因として有名な副鼻腔炎。
ここえは、副鼻腔炎の原因とや症状、治療法や個人でできる対処法について簡単にまとめています。
副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎とは、文字通り、副鼻腔という部分の粘膜に細菌やウイルスが感染し、炎症を起こしている状態です。
急性の副鼻腔炎と、急性が長引いたり、繰り返したりすると慢性の副鼻腔炎(蓄膿症)となります。
急性の副鼻腔炎の場合には、1~2週間で治るのが通常です。
3週間以上続く場合には、慢性副鼻腔炎と呼ばれます。
副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎は細菌やウイルスの感染による炎症。
原因としては主に、肺炎球菌やインフルエンザ菌、ブドウ球菌などが原因で、風邪のあとに発症することが多いです。
細菌に感染してしまう場合には、体の免疫や抵抗力が低下していることが多く、疲労やそのほかの病気が原因になっていることも。
その場合には、生活習慣や睡眠、食事に原因がみられることもありますね。
そのほかの原因としては、気圧の急激な変化(飛行機・潜水)や、外傷なども挙げられます。
基本的には内科や耳鼻咽喉科の受診がおすすめですが、歯に原因がある場合には、歯科の受診が必要になります。
副鼻腔炎の症状
副鼻腔炎の症状としては、鼻水がでるうほか、悪臭を伴う鼻水、炎症の部位(頬や目の内側、おでこ)などの痛み、頭痛などがあります。
鼻づまりについて
鼻づまりに関連して、嗅覚低下やいびきがみられます。
口呼吸になっている場合には、喉を傷めたり、咳が出たりすることもあります。
朝起きると喉がからからになっていることも。
鼻詰まりは普段の生活のほか、熟睡を妨げるので、寝不足が感じられたり、集中力の低下、いらいらなどがあらわれることも。
鼻水が喉に流れることもあり、その場合、咳や痰があらわれることもあります。
中耳炎になることも
鼻づまりが原因で、中耳炎になってしまうこともあります。
場合によっては、副鼻腔炎に気づかず、中耳炎で病院を受診することもあるようです。
痛みについて
副鼻腔炎は、炎症がおこった部分に痛みがあらわれます。
具体的には頬の骨部分や、目の内側、おでこ、頭痛など。場所によっては歯の痛みと勘違いすることもあります。
痛みは片側だけで、両側が痛むことは少ないです。
痛み方は圧迫感や違和感のようなものから、激痛のこともあります。時期によって痛みの程度がかわることも。
症状がすすむと
さらに症状が進むとまぶたが腫れ、視力が落ちたり、強い頭痛と意識障害など、命に危険があることもあります。
発熱の症状が出ることもありますが、高熱になることはありません。
頭痛と発熱の症状が同時に表れた時は特に風邪と間違えやすいですね。
副鼻腔炎の症状についてまとめると下のようなものになります。
- 鼻づまり
- 喉の乾燥・痛み・咳・痰
- 中耳炎
- 頬や目の内側、おでこの痛み
- まぶたの腫れ
- 発熱
副鼻腔炎の対処法や治療
副鼻腔炎になった場合には、やはり、病院での治療が一番です。
病院は耳鼻咽喉科か内科の受診になります。
治療の際には、鼻汁の吸引と、抗菌薬や痛みを和らげる消炎鎮痛薬が処方されます。
原因が歯にある場合には、歯科で歯に関して治療を行うこともあるでしょう。
個人でできる対処法
個人でできる対処法については、疲労やストレスの解消が挙げられます。
副鼻腔炎は、疲労やストレスによって免疫力が落ち、それが原因になっていることが多いです。
食事や栄養をしっかり摂ること、睡眠をしっかりとることなどですね。
治療には1週間から数週間を見るといいでしょう。
軽度の副鼻腔炎の場合には、鼻すすりをやめ、鼻かみをすることで改善されることもあります。
そのほか、蒸しタオルで温めることで腫れを抑える、運動をして血行促進することも効果的。
寝る時には横向きになるようにすれば、呼吸が楽にでき、いびきを軽減させられるでしょう。
まとめると、個人でできる対処法としては下のようなものがあります。
- 疲労・ストレス解消
- 食事と栄養をしっかりとる
- 睡眠を十分とる
- 鼻すすりをやめ、鼻をかむ
- 蒸しタオルで腫れを抑える
- 運動をする
- 寝るときは横向き
参考:落ち込んだ時に!ストレス解消法・発散方法50個のまとめ
おわりに
副鼻腔炎の原因や症状、対処法などについて見てきました。
副鼻腔炎は単なる鼻づまりと思い、治療が遅れることも少なくありません。
ただ、放置すると痛みがあらわれ、生活に支障が出ることもあります。
副鼻腔炎の症状や原因に心当たりがある場合には、個人でできる対処法の他、病院での検査や治療もこころみるのがよいでしょう。
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