一戸建てが連なったような不思議な見た目のテラスハウス。日本風に言うなら「長屋」で、地域によってはほとんど存在しない、あまり見ない建築ですよね。
今回はそんなテラスハウスはどんな住み心地なのか、空調や騒音等から見たメリット・デメリットをまとめました!
テラスハウスとは?
実際の住み心地の話の前に、まずここで取り上げる「テラスハウス」という建築についてちょっと説明しておきましょう。
テラスハウスは一戸建ての建物がいくつも連なった集合住宅の形式の一つ。
隣の家とは壁がつながった状態ですが、それぞれの家に玄関・車庫(駐車場)・庭などがあるのが特徴です。
見た目は団地みたいな、アパートみたいな、不思議な感じ。二階建のことが多いです。
ちなみに、少し前にテレビ番組で「テラスハウス」っていうのがありましたが、あれは単なる「シェアハウス」です。知らないと混合してしまいがちで、紛らわしい番組名ですよね。
テラスハウスの住み心地
テラスハウスの住み心地としては、基本的には一戸建てと変わらない感じです。
ただ、隣の家と壁がつながってはいるため、土地代が節約されるので普通の一戸建てと比べると少しゆったりとした住まいのように感じられるでしょう。
その家ごとに庭・駐車場などが(比較的ゆったりと)設けられていることも多く、ガーデニングが趣味の人も安心ですね。ファミリー向け賃貸住宅としてテラスハウスがある場合が多いので、廊下や部屋も広めのところが多く見られますね。
メリットとデメリット
さて、それではテラスハウスの住み心地のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
- 一戸建て感覚で、安めの賃貸が多い
- 駐車場付きの物件が多い
- マンションと比べると庭・駐車場があり、ゆったり
- 上下間(一階・二階)の騒音は気にしなくていい
テラスハウスの住み心地は一戸建て感覚ですが、その割に一戸建てよりも安い物件が多いですね。その上、駐車場や庭・自転車置き場などが個別に設けられている事もあります。
また、マンションや団地の場合にはバタバタと駆け回ると下の階から苦情が…なんてこともありますが、テラスハウスの場合にはそこまで心配する必要がありません。
デメリット
- 壁が隣とつながっているので、横同士騒音は聞こえやすい
- 物件量が少ないため、立地・間取りなどの条件は選びにくい
- モジュラージャックが一階のみのことも
- 物件によっては暑さ・寒さに難アリの場合も
- 窓が少なくとも一方向にはない
テラスハウスは隣の家と壁を共有する形になります。そのため、一戸建てと比べると騒音が聞こえやすくなりますね。木造かそうでないか、にもよりますが、子供の声や階段を駆け上がる音は結構聞こえやすいことが多いです。
また、テラスハウスに限った話ではありませんが、賃貸で壁の厚さに問題があったり暑さ寒さに問題がある事も。このような事は下見の段階で確認する必要がありますね。
他に、窓の方向についても確認が必要です。
以上がテラスハウスの住み心地と、メリット・デメリットになります。
騒音は聞こえやすいものの、部屋はゆったりとしていて住み心地は満足、と言う人が多いです。特に、自動車を持っている場合はマンションよりもテラスハウスの方がおすすめかも。
ファミリー向け賃貸物件が多いのは、隣家も家族だと騒音も「おたがいさま」とできることが多いからだそう。騒音に関しては築年数にもよりけり、古いものは話し声も聞こえやすいですが、新しく建てられたものはしっかり騒音対策がなっていることもあります。
住み心地・家賃など総合的に見て、自分の条件にあった家を探してみてくださいね。