美容室のメニューで「シャンプーブロー」というのがありますよね。
具体的にはカットやパーマメニューに「シャンプーブロー込み」とあったり、別メニューにシャンプー(&ブロー)と書いてあったりします。
「ブロー」はシャンプーで濡らした髪を乾かすことですが、単純なドライとはまた少し異なります。ここでは美容室のメニュー「シャンプーブロー」の意味とシャンプーのみやドライとの違いについて詳しく解説します。
シャンプーブローとは
美容室のメニュー「シャンプーブロー」とは、単純に言えばシャンプーをして乾かし、髪型を整えて仕上げる料金を指します。
ドライと違って、ブローはドライヤーで乾かしながらブラシを通すことで髪艶を出したり、ふんわりさせたり、さらさらになったりといった効果があります。
「シャンプーブロー」については美容室によってはアイロンやコテを使って髪型を仕上げることもあり、ヘアセットにも似ています(ブローとヘアセット・ドライとの違いはあとで詳しく解説します)
またスタイリング剤やムースなどを用いるので、美容室を出てからも綺麗な髪型を維持できます。
シャンプーブローの手順
美容室では、カットやパーマのメニューに「シャンプーブロー込み」とあることもあります。
そういった場合は通常、カットを行った後にシャンプー、その後にブロー、といった順番でおこなわれます。
具体的には
- シャンプー
- ドライヤーで8割ほど髪を乾かす
- ブラシを通しながらドライヤーで乾かす
- (美容室によってはアイロンやコテで仕上げ)
といった手順になります。
2、の段階ではまず手で髪を乾かし、3、でブラシを用います。その美容室によってはシャンプーブローのあとにコテでヘアスタイルを整える場合もあります。
自宅でブローをしたい場合は
「ブロー」とは上から下にブラシをゆっくり通しながら、斜め上から同時にドライヤーの風を当てていくイメージでおこないます。
コツは上から下へ流れるキューティクルの流れに沿ってドライヤーとブラシを動かすこと。シャンプーブローをおこなうことで髪に艶が出て、スタイリング・ヘアセットが楽になります。
自分でやろうとするとはじめはなれなくて大変ですが、ゆっくり、丁寧に動かすのを心がけましょう。濡れた髪は傷みやすいので焦りは禁物。髪の毛が絡まったり引っかかったりする場合には、それをほどいてからブローしましょう。
美容室ではドライとあっても基本的にシャンプーブローをしてくれることが多いですね。
美容室でのシャンプーブロー
美容室ではシャンプーブローが他のメニューに含まれている場合と、別メニューの場合があります。
特にパーマやカラーのあとに薬剤を落とさなければいけませんし、濡れた髪のまま追い出すわけにもいかないので、シャンプーブローが不可欠ですが、しかし、美容室によってはシャンプーブローが別料金の場合もあります。
つまりカラー・パーマに加えて「シャンプブロー」の料金が加算されてると会計時に気付くパターンです。
大抵の美容室のメニューには、カット・パーマ・カラーのどれも(シャンプーブロー込み)か、(別)との記載があるので事前にチェックするようにしましょう。
シャンプーブローが含まれないメニュー
以下の場合にはシャンプーブローなし(ブローではなくドライだけ)という場合もあります。
- 縮毛矯正・ストレートパーマをおこなったあと
- パーマをかけたあと
このような方はブローで櫛を通しながらドライヤーをあてると折角整えたスタイルが崩れてしまうことも。そのため、シャンプーブローではなく単なるドライをおこなう場合もあります。
ドライとシャンプーブローの違い
シャンプーブローとよく似ているメニューに「ドライ」があります。
大抵の美容室ではブローという表現が用いられるものの、ドライとある場合には「ヘアセットを含まない場合」が多いです。
つまり下のような感じ。
- ドライヤー:髪を乾かし、軽くブラシを通して完成。
- ブロー:ドライヤーで軽く乾かした後、ブラシを通しながら髪艶を整え、場合によってはコテやムースを用いて髪型を仕上げる。
シャンプーブローとドライは、同じ意味で使う場合もありますが、手順や出来上がりに違いが出てきます。
セルフドライのお店も
美容室によっては「セルフドライ」を行っていることもあります。
文字通り、シャンプーを行った後に自分でドライヤーを持って髪を乾かします。どちらかというと格安美容室や街の幅広い年齢層を相手にしている美容室に多いですね。
コテは店にもよりますが、大抵の場合はブラシの貸し出しも行っているので、自分でブローをおこなうことも可能です。
シャンプーブローとヘアセットとの違い
ここまで見てきた内容をみると「シャンプーブローってつまりヘアセットのこと?」と思ってしまいますよね。
これは結構、美容室にもよるのですが、シャンプーブローはあくまで「シャンプーで洗った髪を乾かし整える」ため、自然な髪型になります。基本的に使うのはブラシのみ、美容室によってはコテ・スタイリング剤・ムースなどを使います
それに対してヘアセットは髪を乾かすよりもヘアスタイルをセットするのが中心です。具体的にはコテを用いて「ウェーブ」「カール」をしたり、うなじを見せる「アップスタイル」を結いあげたり。
そのため、シャンプーブローの場合には、ヘアセットと違って具体的な髪型の指定ができない場合が多いです。
シャンプーブローの料金
シャンプーブローの料金。美容室によりけりですが下のような料金が一般的です。
- シャンプーブロー:1000~2500円
- シャンプー+セルフドライ:1000~1500円
セルフドライで自分で乾かす場合には安く済ませられることが多いですね。シャンプーブローにかかる時間は髪の長さ・量によって20~50分前後です。
おしゃれな美容室や高級なところになるとより高い料金になる場合もあります。
「シャンプーのみ」とシャンプーブロー
「ブローは必要ないからシャンプーのみでいい」という人もいるかもしれません。
ただし濡れた髪のまま店を出るわけにはいかないので、どの美容室でもシャンプーのみのメニューは扱っていません(基本的にはシャンプーブローかドライ)。
おわりに
美容室でよく見るメニュー「シャンプーブロー」ですがあまり美容室に馴染みがないと意味もよく解りませんよね。
基本的にはドライに加えて髪型を綺麗に整えてくれるものだと思って大丈夫です。
「ブロー」とは髪にブラシを通しながらドライヤーをあてることで自宅でもおこなえます。
美容室に行く前など、シャンプーブローのことで迷った際に参考になったら幸いです。