野菜や果物の皮を向く時に便利な「皮むき器」。
巷では「ピーラー」「ピューラー」と二つの言い方がされていますが、どっちが正しいんでしょうか。
また、なんでこんな紛らわしい間違いをしているのか、見ていきたいと思います。
「ピーラー」「ピューラー」正しいのは?
皮むき器として正しいのは「ピーラー」です!
「ピーラー」の語源は英語の「PEEL」。果物・野菜の皮をむく・はぐ、という意味です。
それが転じて、「ピーラー」となっているのです。
ちなみに、英語でも「Peeler」と書きます。
なんで「ピューラー」?
語源を見てしまえば、皮むき器が「ピューラー」ではなく「ピーラー」であることはわかると思います。
ただ、実際には皮むき器を「ピューラー」と呼んでいる人も少なくありません。
なぜこんな紛らわしい間違いが生まれたのかは定かではありません。ただ、下のような理由もあるのではないかと言われています。
- まつげの「ビューラー」との混合
- トマトなどの「ピューレ」との混合
- 皮がピューってむけるから?
- 身近な人が間違って言っていた
- 単なる聞き間違い、覚え違い
ピーラーとピューラーってとてもよく似ていますよね。
実際には、聞き間違いや勘違いがそのまま伝わっていった感じなのでしょう。「ピ」よりも「ピュ」の方がなんとなくおしゃれっぽくて、覚えやすかったのかもしれません。
親が「ピューラー」って呼んでいたら、子供もそのまま「ピューラー」って呼びますよね。
それに、わざわざ文字に書き起こす機会も少ないので、誤解に気付かなかったのでしょう。
ちなみに、家庭科の教科書や商品紹介などはしっかりピーラーと書いています。
人によっては「ピューラー」が言い間違いがあることを知らない人もいるので、注意が必要です。
ちなみに、ピーラーは皮をむくだけではなく、キャベツの千切りに使える千切りピーラーもあるんですよ。
参考:キャベツの千切りスライサー(ピーラー)の人気&おすすめ6選
おまけ:ピューラーとピーラーの使い間違い
皮むき器をピューラーだと思っている人は結構います。
たとえば、「Googleトレンド」で見てみると、「ピューラー」を使う人は昔(2004年)からいるのがわかります。
ただし、やっぱり正しく「ピーラー」と使っている人の方が断然多いですね。
実際、検索をかけても、ピーラーの方が20倍以上ひっかかります。
ツイッターなんかで検索してみても、ピューラーとピーラーをごっちゃにしている人がいて、
中には、まつげの「ビューラー」を「ピューラー」と呼んでいる人もいて、もうぐちゃぐちゃ。
ピーラーとピューラー、本当に紛らわしいですが、正しいのは「ピーラー」なので、間違えて使わないよう注意しましょう。