急ぐ時に便利なのが、速達郵便。
しかし、普段あまり使ってないと、速達の出し方って案外知らないもの。
ここでは速達の送り方や、ポストの場合の送り方、書き方、それに貼る切手の値段や料金について見ていきます。
速達郵便って?
速達郵便は、ふつうのはがき・封書・ゆうメールなどを、普段よりも早く送れるサービスです。
普通におくると1日~数日かかる郵便も、速達で送れば、半日~普段より1日はやく送れます。
土日・祝も配達される
速達の場合は、土曜・日曜・祝日も配達されます。
私書箱あて・局留めでも送ることができるのも嬉しいところ。
出し方・送り方
速達の送り方は、主に2つ、あります。
ひとつは「郵便窓口に差し出す」出し方、もうひとつは「ポストに投函する」出し方です。
それぞれ、送り方が異なるので、自分に合った方を選ぶのがおすすめ。
速達の出し方・送り方 |
1. 郵便窓口にだす
2. ポストに投函する |
詳しい送り方は、さらに下の方で書いています。
料金・値段
速達を送る値段(料金)は、ふつうの郵便の料金+速達料金です。
詳しい料金は下の方に書きますが、重さや種類によって、342円から、千円以上になることもあります。
郵便窓口の場合は算出してくれますが、ポストの場合には自分で計算して、切手を貼る必要があります。
追跡は追加料金
速達郵便は、通常の送り方だと追跡することはできません。
速達の追跡をしたい場合は、特定記録というオプションを付ける必要があります。
特定記録はプラス160円で、郵便窓口の手続きが必要です。
速達郵便の出し方・送り方
速達郵便の出し方は、下のふたつがあります。
- 郵便窓口に差し出す
- ポストに投函する
窓口に差し出す方が楽で、おすすめです。
詳しい方法について見ていきましょう。
郵便窓口に差し出す場合
郵便窓口の場合は、郵便物(はがき・封書・ゆうメール)を「速達でお願いします」と差し出すだけでOKです。
そうすると、郵便の重さをはかり、速達料金を計算してくれます。
その料金を払えば、あとは速達で送ってもらえます。切手も貼らなくて大丈夫です。
速達は、郵便窓口に差し出す送り方だとすごく楽なので、おすすめです。
「ゆうゆう窓口」などでもOK
速達を出したいけど、郵便窓口があいていない時間帯、ということもありますよね。
そういうときは、営業時間が長かったり、24時間営業の「ゆうゆう窓口」でも送れます。
送り方・出し方は普通の郵便窓口と同じです。
郵便窓口やゆうゆう窓口の営業時間は、その郵便局によっても違うので、急いで速達を送りたいときには、ぜひ調べてみてください。
ちなみに、書留の扱いにする場合は窓口のみです(ポストはNG)。
速達をポストに投函する場合
速達は、郵便窓口に出すのが楽で、かんたんですが、ポストで出したい場合もありますよね。
速達をポストに投函する場合は、下の3点を自分でチェックする必要があります。
- 郵便物に赤線をひく
- 郵便物の大きさ・重さ
- 切手は基本料金+速達料金
郵便窓口とは違って、これらを自分でやらなきゃいけないので、少しめんどうくさいかもしれないです。
速達の送り方は「赤線をひく→切手をはる→ポストに投函」です。
それでは、それぞれのチェック点についてみていきましょう。
郵便物に赤線をひく
速達で郵便物を送る場合には、速達だとわかるように「赤線」を引く必要があります。
下の画像のように赤線をひきます。「速達」と書く必要はありません。
速達の赤線は、「太さ3mm・長さ5cm」以上で、縦長なら表面の右上部分、横長なら右側部分にいれます。
書き方としては、端から間隔をあけないで、赤線をいれるのがよいでしょう。
赤線だけで速達になりますが、不安なら、「速達」の文字を入れても大丈夫です(書き方は自由です、「――速達――」みたいに)。
郵便物の重さ・大きさと切手
速達で送る場合以外でも、郵便物の重さ・大きさによって料金が変わります。
で、速達をポストに投函する場合は、重さ・大きさに合った料金の切手を貼る必要があります。
料金の切手が不足していると、速達で送れないので注意です!
参考までに封筒やコピー用紙の重さは以下の通り。
封筒・用紙 | 重さ |
角2封筒 | 13.4g |
角3封筒 | 4.7g |
A3コピー用紙 | 8g |
A4コピー用紙 | 4g |
B5コピー用紙 | 3g |
正確な重さについては、その製品にもよりますので、自分で計ってみるのが一番かも・・・。
速達の出し方・送り方で面倒くさいのは、料金の算出ですね。さらに下で見ていきましょう。
切手を売っている場所
ちなみに、速達の送り方とは違いますが、切手は以下の場所で売っています。
|
参考:切手はどこで買える?郵便局以外の販売店や種類・買い方について
速達の料金・値段の出し方
ポストで速達を出す場合の送り方でちょっと面倒なのが、何円分の切手を貼ればいいのか、ですよね。
速達料金は、以下のようになります。
基本料金+速達料金 |
基本料金
基本料金は以下の通りです。速達以外でも、基本料金は同じです。
はがき | |
通常はがき | 62円 |
往復はがき | 124円 |
定形郵便物 | |
25g以内 | 82円 |
50g以内 | 92円 |
定形外郵便物 | |
規格内(34×25×3cm以内) | |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 205円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 380円 |
1kg以内 | 570円 |
2kg以内 | 取り扱いなし |
4kg以内 | |
規格外 | |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 290円 |
250g以内 | 340円 |
500g以内 | 500円 |
1kg以内 | 700円 |
2kg以内 | 1020円 |
4kg以内 | 1330円 |
速達料金
速達料金は以下の通りです。
250gまで | +280円 |
1kgまで | +380円 |
4kg以内 | +650円 |
ちなみに、ゆうメールの場合は下のような料金になります。
- 2kg以内:+320円
- 2kg以上:470円
切手を貼るときは
切手を貼るときには、基本料金に速達料金をプラスした値段の切手をはります。
普通のはがきだと、62円+280円=342円分の切手を貼ることになりますね。
不足している場合には、ほかの速達の送り方が合ってても、速達扱いにならないので注意しましょう。
ポストで送る場合の注意
ポスト投函の速達の送り方について見てきましたが、最後に注意しておきたいのが、ポストの回収時間です。
速達で送る場合は、やはり急いでいる時が多いかと思います。
でも、ポストによっては回収時間が異なります。
平日・土日によっても回収する回数が違ったり、時間がちがったり・・・。
せっかくポストに早く入れても、回収時間が遅いと、速達で送っても、着くのが遅くなってしまいます。
速達で確実にはやく送りたい場合は、やっぱり郵便受付の方が安心だと思います。
おわりに
速達の送り方や出し方、切手の値段や料金、それに書き方などについて見てきました。
速達って初めて送るときには、出し方が案外分かりにくいものですよね。
ポストの場合は特に、速達って書くべきか、赤線や切手はどうすればいいのか、迷う要素が多いものです。
迷ったら、郵便窓口に差し出す送り方が一番楽でおすすめです。
速達の出し方に迷った時、参考になったなら幸いです。