「アルファ」って言葉は、「プラスアルファ」「アルファツイッタラー」などと使いますが、その意味や正しい使い方って案外知らないですよね。
ここでは、「アルファ」の詳しい意味や正しい使い方について見ていきます。
アルファの意味とは
「アルファ(Α・α・alpha)」という言葉については、大きく分けて下のような意味があります。
- Α(α) ギリシャ語のアルファベットの第一字。
- 最初・はじめ。第一位のもの。
- (α)ある未知数、基本となる数量に付け加える若干の量。「プラスアルファ」
- スポーツで用いる場合(野球・高跳びなど)
- 化学で用いる場合
- (α)有機化合物において、炭素原子の位置を示す語。
- (α)金属・合金の層の区別を示す記号の一。
このほかにも、アルファの細かな意味はいろいろあります。それでは、それぞれのアルファの意味について、少し詳しく見てみましょう。
ギリシャ語のアルファベット(Α・α )
アルファの意味は、そもそもギリシャ語のアルファベット(ギリシャ文字)の一番はじめの文字です。
ギリシャ文字は、ラテン文字やキリル文字のもとになったもので、その一番はじめの文字がアルファ(Α・α)です。
英語ならエー(A・a)、日本語ならあ(ア)と同じようなものですね。
ちなみにギリシャ語のアルファベットの最後(24文字目)はオメガ(Ω・ω)です。
最初・はじめ・第一のもの
アルファの意味として、次に、「はじめ・最初」「第一位」といった意味があります。
これは、先に挙げたアルファベットの一番最初、というところからきている意味でしょう。
「最初から最後まで」という意味で、「アルファからオメガまで」という風に使うこともあります。
アルファツイッタラー・ブロガーの意味
さて、アルファを使った語に、「アルファツイッタラー」「アルファブロガー」という語もあります。
これは、多くの読者やフォロワーを持ち、大きな影響力を持つブログ・ツイッターのユーザー、という意味です。
これも、影響のはじめである存在という意味で、「アルファ」という語がつかわれているのかもしれませんね。
未知数・付けくわえるわずかな量
さて、アルファという語をよくつかうのがこの「未知数」「わずかな量」という意味ではないでしょうか。
使い方としては、「○○プラスアルファ」で、「何かを付け加える」というような意味です。
「プラスアルファ」は元は読み間違い
「プラスアルファ」とよく使われますが、この意味は、読み間違いが原因で作られた意味だそうです。
速記で「+X」と書かれていたのを、「+a」と見間違えたそうです。
数学などで、「X」は未知数として用いられますよね。その意味をアルファももってしまったのです。
なので、「プラスアルファ」という言葉は外国では通じない、日本だけの言葉です。
「プラスアルファでなんかお願い」と言われた場合は、「なんかよくわからないけど適当に付けたしといて」というおおざっぱな指示になります。
「アルファ」のそのほかの意味
そのほかには、よくつかわれるのは、以下のような意味があります。
スポーツで用いる場合
- 野球の最終回裏の攻撃をせずに、後攻チームの勝利が決まったとき、未了の部分があることを表す符号。、現在は X で表す。
- 走り高跳びや棒高跳びで、次の高さに挑戦せずに試技を終えた時に、それまでの記録につける符号。
化学で用いる場合
- (α)有機化合物において、炭素原子の位置を示す語。
- (α)金属・合金の層の区別を示す記号の一。
そのほか
- (α)有機化合物において、炭素原子の位置を示す語。
- (α)金属・合金の層の区別を示す記号の一。
そのほか
このほかにも、さまざまな場面でアルファという言葉は、いろいろな意味で用いられます。
例えば、「アルファ波」は、脳波のひとつで、睡眠の話などでよく見かけますね。
「アルファ値」は、透明度の値という意味で用います。
そのほか、企業や組織の名前でも頻繁に使用されます。
それぞれの言葉については、その語個別の意味について調べた方が分かりやすいでしょう。
まとめると
アルファの意味についてまとめると、
- ギリシャ文字の一番最初の文字
- はじめ、一番、最初
- 未知数・わずかな量「プラスアルファ」
- スポーツで用いる場合
- 化学で用いる場合
といった意味があります。そのほかの名称については、アルファの意味に関係するもの・ないものがあります。
おわりに
「アルファ」の意味について見てきました。
アルファという言葉はよく見かけますし、さまざまな意味で用いられるので、どうしてもわかりにくいですよね。
よく使うのは「プラスアルファ」とか、「アルファブロガー」などでしょうか。
意味が分からなくなった時などに参考になれば幸いです。