デトックスウォーターを作っていて気になるのが「皮」の問題でしょう。
レモンやオレンジ、それにグレープフルーツなどの少し厚い皮を入れるかどうか……、どうも躊躇してしまう人が多いです。
皮って栄養がありそうですが、汚れや農薬も心配ですよね。
そこで、ここではデトックスウォーターを作る時のレモンやオレンジの皮の処理について、入れた方がいいのか、入れない方がいいのか?、ということについて見ていきます。
レモン等の皮は栄養があるが…
想像の通り、レモンやオレンジの皮には、果肉にはない栄養が含まれています。
果物の皮には、普段、摂取しにくい栄養が含まれている事もあり、デトックスウォーターにする際にはぜひ取り入れたいところです。
しかし、同時に農薬・防カビ剤は体に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
防かび剤(イマザリル・OPP・TBZ)は特に発がん性・急性毒性などの恐れがあります。
防かび剤使用のレモンは、皮を使わないようにしてください。
デトックスウォーターのレモンの選び方
上に書いたように、デトックスウォーターでレモンの皮まで使いたい場合には、防カビ剤不使用のレモンを使う必要があります。
「防カビ剤不使用」と表示のあるものや国産品のレモンやオレンジを選ぶようにしましょう。
国産品のレモンやオレンジは、外国産のものと比べると、危険な農薬は少なく、比較的安全性が高いです。
外国産のレモンを使う場合は……
ただ、国産のレモンや、防カビ剤不使用のものはやはり少しお高めになってしまうもの……。
デトックスウォーターは続けることが大事なので、レモンの皮や値段の問題で継続が難しくなれば、本末転倒です。
そういった場合には、安い外国産のレモンでデトックスウォーターを作るのがよいでしょう。
外国産のレモンを使う場合には、皮をむいて、果肉の部分だけでデトックスウォーターを作るようにしましょう。
農薬はしっかり落とそう
国産とはいえ、無農薬の野菜はほとんどありませんよね。
おいしいレモンにはそれなりの農薬が使われているものです。
国産でも、レモンやオレンジの皮についている農薬は、しっかり落とすように心がけましょう。
農薬を落とす方法
農薬を落とすのに効果的で、手軽な方法は、「水・塩・レモン汁」に10分くらいつけておく方法。
ボウルいっぱいに水をはり、塩大さじ4・レモン汁1/2個を加えます。そこに、レモンの皮を10分つけておきます。
最後に流水でしっかり洗い流せば、完成です。
ちなみに、重曹を使用する方法もありますが、「水・塩・レモン汁」の方が効果的との声が多いです。
国産のレモンやオレンジで、皮ごとデトックスウォーターを作りたい!、という場合にはぜひ試してみてください!
レモン・オレンジの皮の栄養
皮までデトックスウォーターにする場合には、どんな効果が考えられるでしょうか。
例えば、レモンや温州ミカンの皮には「ヘスペリジン」という成分が含まれています。
このヘスペリジンの効果は
- アトピー性皮膚炎やぜんそく、じんましん、花粉症などの一部アレルギーの改善
- 血流を盛んに(夏の冷え性改善)
- ビタミンCとの同時摂取で皮膚がん予防
といったものがいわれています。
もちろん、直接食べるよりは栄養は少なくなりますが、デトックスウォーターにすることで、普段は捨てている皮を有効活用することができます!
味自体は大きく変わりませんが、栄養を重視してデトックスウォーターを飲んでいる人には、レモンの皮はぜひおすすめしたいところです。
おわりに
デトックスウォーターにする場合のレモンやオレンジの皮の処理について見てきました。
まとめると、
- レモンやオレンジの皮は体にいい
- ただし防カビ剤・農薬の危険があるので、安全な表示をしているものを選ぼう
- 農薬は「塩・水・レモン汁」でしっかり落とそう
とのことでした。
最後になりますが、くれぐれも、防カビ剤不使用のレモンの皮を選ぶようにしてくださいね。
表示がない場合には、ほかのスーパーで探すのも一手です。
処理がちょっと面倒なので、いっそ皮をむいて、果肉だけでデトックスウォーターにしてしまうのもアリだと思います。
不安な場合にも、皮は使わない方がいいかも。
自分に合った方法で、おいしいデトックスウォーターをぜひ作ってみてください!