味噌って一度にどーんと買うからかついつい賞味期限切れをしてしまいますよね。
今回は賞味期限が切れた味噌は食べても大丈夫か、開封後や半年、1年過ぎた時などについて見ていきます。
賞味期限切れの味噌、使ってOK?
結論からいうと、賞味期限が切れたお味噌は基本的には使っても大丈夫です。
お味噌は発酵食品で、元々冷蔵庫もない時代に保存食として作られたもの。
そのため、基本的には賞味期限が切れても腐敗することはないんです!
賞味期限切れの場合には少し風味が変わるものの、普通に食べることができます。
ちなみにハナマルキの公式サイト(http://www.hanamaruki.co.jp/faq.html)にも下のような説明が載っています。
みそは発酵食品ですので、賞味期限が過ぎてもご使用できなくなるわけではございませんが、風味に変化が生じてしまいますので、期限内にご使用頂きますことをお願いいたしております。
賞味期限について
賞味期限は製品本来の美味しさを味わっていただける期間という意味で設定しており、期限を過ぎても腐敗や変敗の恐れはございません。
ただし、最近では少し、注意すべき商品もあります。それについては、下の「賞味期限切れに注意してほしい味噌」で見ていきましょう。
賞味期限切れに注意してほしい味噌
保存食として有能なお味噌ですが、最近では色々な種類があり、中には賞味期限切れに注意してほしいものもあります。
それが「減塩」「だし入り」「○○風味」のお味噌。
味噌が長持ちする理由の一つが大量の塩なのですが、「減塩」の場合には肝心の塩が減らされてしまっています。
そのため、減塩味噌は普通の味噌よりも悪くなりやすく、風味も変わりやすいのです。
減塩味噌を使っている場合には賞味期限切れに気をつける必要があります。
「だし入り」「○○風味」というお味噌は、ほかのさまざまな調味料が入っている分、カビが発生しやすいもの。
賞味期限が切れる前にできるだけ使いきり、賞味期限切れの場合には腐敗してないかしっかり確認するようにしましょう。
味噌の賞味期限とは
味噌は賞味期限が切れても、開封後でも普通に食べられます。
賞味期限というのは「美味しく食べられる期間」を示しています。
そのため、賞味期限切れの味噌を使うと、少し風味が変わってしまうことも。
実際、自分はしばらく味噌を使わなくて真黒になってしまったことがあります(ちょっとおいしくなかったんで、泣く泣く捨てました・・・)。
ただし健康に支障はありませんので、どうしても食べたい場合はそんなに不安になる必要はありませんよ!
ちなみにお味噌は賞味期限が切れるまで、常温保存なら3ヶ月、冷蔵保存で1年くらいが目安です。
賞味期限切れや長く使うつもりのお味噌は冷蔵庫に入れておくのがよさそうですね。
1年~3年以上の人も
自家製の味噌を作っている人は、3年以上も前の味噌を使っている人もいるそうです。
自家製なので賞味期限切れなどはないものの、やはり味は少し落ちてしまうとのこと。
賞味期限切れの味噌も若干、風味が劣るので、味噌汁や味の要に使うのではなく、野菜や魚、肉の味噌漬けや隠し味などに使ってみてはいかがでしょう。
そのほかドレッシング、鍋などで一気に使ってしまうのもアリです。
賞味期限切れの味噌を使う時に知っておきたいこと
腐敗しにくいとはいえ、長く置いておくと味噌もどんどん変化していきます。
そこで、賞味期限切れした味噌に起こりやすいことや注意したいことについて見ていきましょう。
味噌の色が濃くなった
開封後や賞味期限が切れた味噌は、どんどん色が濃くなっていきます。
これは、味噌の中の糖とアミノ酸の反応で起こる「褐変(かっぺん)」というもので、よく起こることです。
賞味期限切れでこの褐変が起こっても、健康に害はないので心配いりません。
ただし風味はますます変わっていくこととなるので、早めに食べる事がおすすめ。
また、温度が高いほど褐変が起こりやすいので、賞味期限切れの味噌は冷蔵庫に入れた方が風味を持たすには効果的です。
液体がある
賞味期限切れのお味噌に液体が現れることがあります。
これは俗に「たまり」と呼ばれるお味噌のエキスで、もちろん食べても問題ありません。
たまりが現れた場合にはしっかりかきまぜて使うようにしましょう。
味噌に白カビ?
賞味期限切れの味噌を使おうとした時、表面に白カビみたいなものが出てくることがあります。
これは開封後に出てきます。
こちらは「産膜酵母」といって、味噌作りに欠かせない酵母の一つです。
また、大豆のたんぱく質が分解・結晶して白くなることもあります。
どちらも体に害はないですが、見た目にも気になりますし、香味が変わってしまうので、味噌を使う前にスプーンですくって取り除くのがおすすめです。
賞味期限切れの味噌は一度確認してみると良いですね。
保存について
上に書いたように、お味噌の保存は常温でもOKです。
常温で保存する時には、直射日光を避け、涼しく、湿度の低いところで味噌を保存しましょう。
ただし長く使う場合には、賞味期限が切れてからも、切れる前も、保存は冷蔵庫の中がおすすめになります。
温度が高いと風味の変化が早いので、できるだけ温度が一定で、また空気を遮断するためにラップなどで表面を覆うのがおすすめ。
ちなみにお味噌の場合には冷凍庫に入れても凍らず使うことができます。
おわりに
賞味期限切れの味噌の食べ方や知っておきたいことなどについてでした。
味噌って身近なものですが、ついつい残してしまい、賞味期限を切らしてしまいますよね。
普通のお味噌なら賞味期限が切れても普通に食べられるとのことなので、そんなに神経質にならず、マイペースに食べていきましょう!