賞味期限切れの紅茶は飲める?未開封・開封後や活用法について

料理・食べ物

整理をしている時によく見つかるのが「賞味期限の切れた紅茶」。

乾燥しているので飲んでも大丈夫そうですが、賞味期限が切れているとなると、体を壊さないか、まずくないかと不安ですよね。

今回は賞味期限切れの紅茶を飲んでも大丈夫か、未開封や開封後それぞれの場合や保存方法、活用法について見ていきます。

 

賞味期限切れの紅茶は飲める?

賞味期限が切れた紅茶が飲めるかどうか。

結論だけ先に言うと、「ほとんどが飲めるけど美味しくない可能性がある」といった感じです。

紅茶は基本的に賞味期限が長く、2~4年くらいがみられています。

また、その乾燥した見た目からわかるように腐りにくく、お湯を注ぐので菌であたるということもほぼ、ありません。

なので、見た目に明らかな変色がなく、カビもはえていないのなら、味はともかく飲む事はできます。

次に未開封・開封後の場合について詳しく見ていきましょう。

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未開封の場合

賞味期限が切れていても、未開封ならばまあ大丈夫なことがほとんどです。

(私も未開封なら賞味期限切れでも飲んでしまいます)

未開封で賞味期限切れの紅茶を飲みたい場合には下のようなことについてチェックするとよいでしょう。

☆保存は良好だった?(温度・湿度)

未開封であっても、直射日光のあたるところや高温多湿になるところに保存していた場合には劣化してしまっている可能性があります。

特に、台所のコンロの近くはNG。

また、冷蔵庫や冷凍庫も、周囲の匂いを吸収してしまったり、解凍だったりで紅茶が悪くなるのでNGです。

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そういうことがなければ、未開封で賞味期限が切れた紅茶は心配なく飲む事ができます。

特に真空パックになっている場合には味の変化も少なく、比較的美味しく飲む事ができるかもしれません。

 

すぐに飲みきるように

また、賞味期限が切れた紅茶をあけたあとにはできるだけ早く飲みきってしまいましょう。空気にあたると酸化が進み、すぐに飲めなくなってしまいます。

飲んでみて美味しくない・香りがないといった場合には、下に書く「活用法」を試してみましょう。

開封後の場合

賞味期限切れの紅茶を見つけた、しかも開封後、という場合にはちょっと注意が必要。

飲んでみる前に下のようなことをチェックしてみてください。

チェック項目
  • 保存は良好だった?(温度・湿度・直射日光)
  • カビ
  • 変色

保存状況

まずは保存状況のチェック。

高温多湿や直射日光、冷蔵庫や冷凍庫も紅茶の保存には適していません(周りの匂いを吸収してしまうため)。

保存が大丈夫でも、賞味期限が切れるほど放置していた場合には、何かの拍子でカビが生えてしまうこともあります。夏の間に湿気が侵入することも少なくありません。

一応、カビについてもチェックしましょう。

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変色

そのほか、賞味期限が切れている場合には紅茶の酸化・変色がかなり進んでしまいます。

空気に触れることで紅茶はすぐに劣化してしまいますのであきらかに色が変わっている場合には、味も香りもとんでいるほか、味には覚悟が必要かも。

上の点をチェックしてみて、大丈夫そうなら飲んでみるとよいでしょう。

ただし、開封後で賞味期限切れの紅茶は、健康的には大丈夫でも味や香りが良くないことがほとんど。

紅茶を飲んでも美味しくない、という場合には下に書く活用法を試してみましょう。

 

紅茶の賞味期限は大体でOK?

ところで、紅茶に関してはそんなに賞味期限に神経質になる必要はありません。

というのも、紅茶は元々長期間保存できるもので、味は変わるものの、賞味期限を過ぎたからと言って飲めないことはありません。

また、売っている紅茶、特にブレンドは製造日も異なりますので、正しい賞味期限は本来は存在しないんです。

メーカーは出来るだけ長く、高品質を保てるようにと紅茶をブレンドしているので、一応「美味しく飲める目安」として賞味期限を設定しているだけです。

数日から数ヶ月、賞味期限が切れただけなら気にせずその紅茶を飲んでもOKでしょう。

紅茶の賞味期限切れが数年単位なら味や香りは変わるものの、飲めないってことはないです。

(ちなみにプーアル茶は賞味期限がなく、古くなるほど価値があるお茶なんですよ)

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どうしても健康に心配なら飲まないか、フライパンで軽く煎ってから飲むと安心でしょう。

 

賞味期限切れの紅茶:活用法

賞味期限切れの紅茶を見つけた、飲むのは美味しくないけど捨てるのも忍びない……という場合には、他のことに活用しちゃいましょう。

賞味期限切れの紅茶の活用法としては下のようなものがあります。

  • 消臭剤・脱臭
  • 豚肉などを煮る(紅茶煮)
  • うがいに使う
  • 紅茶風呂・紅茶リンス
  • 染物

それぞれについて少し見てみましょう。

消臭剤・脱臭

紅茶は匂いを吸う性質があります。

その性質を使って、賞味期限の切れた紅茶を消臭剤として使うことができます。

具体的には容器のふたを開けて冷蔵庫や部屋の隅においておくだけで匂いを吸い取ってくれます。

靴の中に入れておくのも良いですね。

紅茶煮に使う

賞味期限が切れて香りがなくなった紅茶は、豚肉を煮るのに使ってみましょう。

肉の臭みが消え、肉が柔らかくなり、味もまろやかになります。来客用にもよいですね。

詳しくは「紅茶煮」でレシピを検索してみてください。

うがいに使う

すっかり香りがなくなった賞味期限切れの紅茶はうがいに使うのもいいですね。

うがいに使う時には紅茶を煮だします。

よく知られているように、紅茶にはカテキンやフッ素があり、風邪や虫歯の予防に最適です。

紅茶風呂・紅茶リンス

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お風呂に紅茶を使うこともできます。

紅茶風呂・紅茶リンスは煮だした紅茶を薄めて使います。(風呂はパックをつけてもOK)

紅茶のタンニンは抗菌作用があり体臭をおさえてくれますし、かつてはやけどの薬として使われていた歴史もあります。

また、紅茶リンスは髪の痛みを軽減・頭皮を引き締める作用などがあるといわれています。

賞味期限切れの紅茶で試してみるとよいかも。

染物につかう

賞味期限が切れた紅茶で染めものに挑戦してみてはいかがでしょうか。

紅茶染めには紅茶と大きな鍋、それにミョウバン(塩でも可)でおこなうことができるそうです。

 

終わりに

賞味期限切れの紅茶と、その活用法について見てきました。

賞味期限が切れていても、未開封の紅茶ならそんなに心配することなく飲む事ができるでしょう。

開封後の場合には美味しくないかもしれないので、他の活用法を試してみるのがおすすめです。

参考になったならば幸いです。

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