たこって意外と使い切れなかったりしますよね。
ここでは生タコと茹でタコの冷蔵・冷凍保存方法と、解凍方法について見ていきます。
冷蔵保存方法
たこの保存といえば冷蔵保存が一番手軽ですよね。
生タコの場合
生タコの場合は冷蔵保存をしても、次の日まで食べきるようにしましょう。
茹でる場合の下処理は下の通り。
- 頭の中のブタと目を取る
- 手に塩を付けて足を一本ずつしごいてぬめりをとる
- 鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、さっとゆでる
- 冷めたらラップや密閉容器に入れ、冷蔵庫へ
茹でタコの場合
スーパーで売ってるのは茹でタコのことが多いですね。
トレイのまま保存することもできますが、臭みを取るために熱湯処理をする方法もあります。
熱湯処理の方法は二つあります。下のどちらかの方法で行いましょう。
- タコをざるにおき、沸騰したお湯を数回まわしてかける。
- 沸騰したなべにタコを30秒くぐらせる。
タコはしっかり冷まし、ビニール袋やラップなど、密閉した容器に入れ、空気を抜いて保存しましょう。
茹でタコは冷蔵保存の場合には3~4日保存できますが、日がたつと味が劣るので注意しましょう。
冷凍保存する方法
たこは実は冷凍保存してもおいしく食べることができます。
他の食べ物と違って冷凍保存しても味が変わらないので、すぐに食べる予定がない場合は冷凍がおすすめ。
生タコの場合
生タコは冷蔵だとすぐに食べられなくなってしまうので、その日のうちに食べないのなら、冷凍保存をしましょう。
生タコの冷凍保存は、冷蔵保存と同じく下処理をしたあとに冷凍する方法のほか、
下のような、生のまま冷凍保存する方法もあります。
- 水道水で洗わず、生のまま密閉容器にいれる
- 蓋をしっかりとじ、空気を抜き、冷凍庫に入れる
- (温度変化の少ない奥の方に入れる)
この方法で生タコを冷凍保存すると、解凍するとぬめりがとれておいしく食べられます。
ただ、容器の空気の量が多いと冷凍やけを起こしてしまいます。
冷凍やけをした場合には、煮付けや炒めものに使うとよいでしょう。
ちなみに、生のタコは一度冷凍してから、解凍、使った方が筋肉や細胞がこわれ、柔らかくなりやすいです。
煮物に使う場合にも、一度、冷凍してから使うのもよいでしょう。
茹でタコの場合
茹でたこの場合ももちろん、冷凍保存することができます。
- たこをキッチンペーパーで水分をふき取る
- 使いやすい大きさに切る(薄くすると解凍時間の節約にも)
- 密閉容器や袋に入れて、ふたをしっかり閉め、冷凍庫に入れる
短時間での急速冷凍がおすすめです。
茹でたこの冷凍保存期間は大体1か月くらいを見ておくといいでしょう。
とはいえ、冷凍なら2~3か月たっても食べられることもあります。このあたりは実際の状態を見て判断するとよいでしょう。
解凍する方法
タコを冷凍保存した場合には、解凍する必要があります。
解凍は、そのまま使う場合と、自然解凍、流水解凍の三つがあります。それぞれ見ていきましょう。
そのまま使う
煮物に使う場合には、解凍せず、冷凍したままのタコをそのまま使うこともできます。
当然ですが、しっかり加熱するようにしましょう。
自然解凍
調理しないで使う場合には自然解凍がおすすめです。
実際に使う4時間前に冷蔵庫に冷凍したタコをうつし、解凍しましょう。
冷凍したタコが大きな塊の場合には、もう少し早めに冷蔵庫に移しておくといいでしょう。
酢の物やあえ物、サラダに使う場合におすすめ。
流水解凍
袋や容器に入ったままの冷凍タコを流水で解凍します。
タコを薄くスライスしている場合には、30分くらいで使えるようになるでしょう。
冷凍タコがかたまりの場合には、もう少し時間がかかることもあります。
解凍する場合の注意点
どの方法でも、解凍する場合には、半解凍するくらいがちょうどいいです。
完全に解凍してしまうと水分が出てしまい、おいしさが半減してしまいます。
特に流水解凍・自然解凍のときには、解凍しすぎに注意しましょう。
おわりに
たこの冷凍方法と解凍方法について見てきました。
スーパーで売ってるのは茹でタコが多いですが、生タコの場合には下処理があることを覚えておいた方がよさそうですね。
冷凍保存でも、少し下処理をするだけで臭みを取ることができるようです。
また、保存する場合にはできるだけ空気を抜くようにすると、冷凍やけを防ぐことができるようです。
冷凍保存する場合には1か月ほどもたせることができるので、今すぐ使わない場合や余ってしまった場合は、早急に冷凍保存するとよいでしょう。
何かの参考になったなら幸いです。