日没(日の入り)から真っ暗になるのは何分後?月ごとにまとめ【2022年更新版】

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日没のあとでもまだ少し明るく、真っ暗闇ではない時間帯がありますよね。

今回は日没(日の入り)から夜のように真っ暗になるのは何分後なのか見ていきます。また東京の月ごとの記録を合わせて見てみましょう。

 

日没から暗くなるまで

既にお気づきかと思いますが、実は日の入りをしてすぐに真っ暗になるということはあまりなく、通常、真っ暗になる雨に少し明るい時間があります。

一般的に日没から暗さを感じるのは40分後、完全に真っ暗になるのは1時間30分~2時間後となっています。

このあたりは個人差や季節、地方によってもやや異なってきますね。

それではもっと詳しく、日没から暗くなるまでを見てみましょう。

 

日没後の「薄明」

日の入りから真っ暗になるまでの時間を「薄明(はくめい)」といい、下の三つの段階があります。

  1. 市民薄明
  2. 航海薄明
  3. 天文薄明

それぞれの薄明の時間は緯度や季節によっても異なりますが、今回は一般的なものを見てみましょう。

1、日没~40分後:市民薄明

まず一つ目の段階(市民薄明)はまだ明るい時間帯。

日没から40分後までのことをいいます。

明かりがなくても外で活動ができる時間で、日の入りをしたとはいえ真っ暗とは程遠い時間です。

日没後、夕方の名残が感じられる時間帯ですね。夏だとまだまだ明るい、という感じがするのではないでしょうか。

2、40分後~1時間20分後:航海薄明

二つ目の段階は航海薄明。

日没から40分~1時間20分後までの時間帯を言います。

日没から40分を過ぎるともう暗さを感じ、徐々に夕方から夜に移っていく時間帯になります。

「航海」という名前からわかるように「ちょうど水平線が見分けられるかどうか」という状況です。

日の入りからしばらく経ち「暗くなってきたなあ」と多くの人が感じるのはこの40分を過ぎた後の航海薄明のときが多いようです。

3、1時間20分後~2時間後:天文薄明

最後の段階が「天文薄明」。日の入りからは1時間20分~2時間後くらいまでです。

あたりはすっかり暗くなりもう夕方も終わり、「夜が来た」といった時間帯です。

ただ、まだこの時は真っ暗闇というほどではなく、星は真夜中ほどには見えません。月は比較的はっきり見え始める頃ですね。

子供が外で遊ぶのはやや危険なくらいの暗さはあります。

日没後に「周りが暗くなった」というのを感じるのはこの天文薄明の時間(日没から約1時間30分後)となります。

 

季節ごとに:日の入りから真っ暗まで

日の入りから夜のように真っ暗になる間の「薄明」の時間は上に書いたように、季節によっても異なります。

暗くなるまでが遅いのは「夏」

日没時間が遅いは、薄明の時間帯もやや長めです。

7月の初めなどは日の入りから真っ暗になるまでには約2時間もかかるといいます。

子供の頃、遊んでいた時などに「日が落ちても夏はしばらく明るい時間帯が続いていたような気がする……」という記憶がある人も多いのではないでしょうか。これは日没が遅いだけでなく、薄明の時間帯が長いことも影響しているんですね。

「秋」は特に早い

夏とは反対に、秋は薄明の時間が短く、日没から暗くなるまで早く感じます。

具体的にどれくらいかというと、早い時には日没から1時間15分ほど経つと周囲が真っ暗に感じることも。

特に夏と秋は日没時間・薄明時間が急激に早くなることもあって、季節の移り変わりを実感しやすいのです。

「秋の日はつるべ落とし」ということわざにあるように、秋は特に日没から間もなく暗く感じます。

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日没~暗くなる時間帯(東京)

さて、それでは最後に東京を例に日没から暗くなるまでの薄明の時間帯について月ごとに見てみましょう。

門限や外出時間・遠出の予定を決める際の参考にしていただければ幸いです。

今回は2022年のデータを掲載しています。(12月分だけ2021年)

ちなみに2016年ごろから時々情報を更新していますが、日没時間や薄明の終了時間は毎年ほぼ同じような感じです。当然ですが年によって大きな違いはないようですね。

1月~3月

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2022年1月~3月の日の入り→真っ暗:薄明終了の時間は下のようになっています。

1月から3月までは、日没から暗くなるまでは1時間30分前後のようです。段々日没が遅くなっているのが分かりやすいですね。

時期で言うと2~3月は薄明時間が短いのが分かると思います。

日付 日没時刻 → 真っ暗の時刻 薄明時間
1月1日 日没:16:38  → 真っ暗:18:09 1時間31分
1月31日 日没:17:07 → 真っ暗:18:35 1時間28分
2月1日 日没:17:08 → 真っ暗:18:35 1時間27分
2月28日 日没:17:35 → 真っ暗:19:00 1時間25分
3月1日 日没:17:36 → 真っ暗:19:01 1時間25分
3月31日 日没:18:02 → 真っ暗:19:28 1時間27分

 

4月~6月

次は2022年4月~6月の日の入り→真っ暗(薄明終了)の時間です。

日付 日没時刻 → 真っ暗の時刻 薄明時間
4月1日 日没:18:02  → 真っ暗:19:29 1時間33分
4月30日 日没:18:26 → 真っ暗:20:01 1時間35分
5月1日 日没:18:27 → 真っ暗:20:02 1時間35分
5月31日 日没:18:51 → 真っ暗:20:36 1時間45分
6月1日 日没:18:51 → 真っ暗:20:37 1時間46分
6月30日 日没:19:01 → 真っ暗:20:49 1時間48分

6月30日のデータからも分かるように4月から6月は、日の入りから暗くなるまでの時間がぐんぐんのびていく時期です。

 

7月~9月

次は2022年7月~9月の日の入り→真っ暗(薄明終了)の時間です。

日付 日没時刻 → 真っ暗の時刻 薄明時間
7月1日 日没:19:01  → 真っ暗:20:49 1時間48分
7月31日 日没:18:47 → 真っ暗:20:25 1時間38分
8月1日 日没:18:46 → 真っ暗:20:24 1時間38分
8月31日 日没:18:11 → 真っ暗:19:39 1時間28分
9月1日 日没:18:09 → 真っ暗:19:38 1時間29分
9月30日 日没:17:27 → 真っ暗:18:52 1時間19分

7月から9月は夏のまっさかりから秋に向かっていく季節。日の入りから暗闇までの時間が急速に縮んでいきます。

7月1日と9月末の薄明時間を比べると約30分もの違いがあります。日没もずいぶん早くなっていますね。

10月~12月

最後に2022年10月~11月と2021年12月の日の入り→真っ暗(薄明終了)の時間です。

日付 日没時刻 → 真っ暗の時刻 薄明時間
10月1日 日没:17:26  → 真っ暗:18:50 1時間14分
10月31日 日没:16:47 → 真っ暗:18:13 1時間26分
11月1日 日没:16:46 → 真っ暗:18:13 1時間27分
11月30日 日没:16:28 → 真っ暗:17:58 1時間26分
12月1日 日没:16:28 → 真っ暗:17:58 1時間26分
12月31日 日没:16:38 → 真っ暗:18:09 1時間31分

 

10月~12月と秋から冬へ。冬は日没時間が早まりますが、暗くなるまでの時間はそんなに短くないようです。

日の入りが遅い&薄明時間が短いという意味で11月ごろが「真っ暗」なイメージが強いかもしれませんね。

なおデータは下の2サイトからお借りしました。いつもありがとうございます。

東京(東京都)のこよみ - 国立天文台暦計算室
天体観測可能時間

 

終わりに

ということで、日没から周りが真っ暗になるまで何分かかるのか、月ごとや暗く感じるまでの時間について見てきました。

月ごとにみると、9月~11月にかけて特に日没から真っ暗になるまでが早いようですね。

反対に7月は日の入りから真っ暗になるまでの時間が長く、「日が落ちたのになんだか明るい」時間が長いようです。

とはいえ数字で見ると一年間でそこまで大きな差はなく大体1時間15分~1時間30分くらいのようです。

旅行や門限、遠征などなど何かの参考になったならば幸いです。

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