年賀状の「くぼみ入り」とは?使い方と値段について

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年賀はがきの種類を見ていると無地の部分に「くぼみ入り」というものがあります。

今回は、年賀状の「くぼみ入り」ってなんなのか、どんな時に使うのか、ということについて見ていきます。

 

「くぼみ入り年賀はがき」とは?

年賀状の「くぼみ入り(無地)」は、その名の通り、年賀はがきの左下部分に、半円形の「くぼみ」が入っています。

実際の年賀状は下のような感じ。

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(画像はhttp://blog.livedoor.jp/kokoroiyasu/archives/51815527.htmlより)

このくぼみを入れることで、上下・表裏がわかりやすくなります。

主に弱視の方や目が不自由な方でも使いやすいようにと配慮されたものです。

このくぼみ以外に大きな違いはないので、普通の年賀はがきと同じように使えます。

くぼみ入りの年賀状が届いても、知らなければくぼみ入りとは気付かないかもしれませんね。

また、過去にもらった年賀状の中にもくぼみ入りのはがきがあるかも。

もちろん、郵便局で誰でも買うことが可能です。

ただ、くぼみ入り年賀はがきは製作コストがかかるためか、デザインは「無地」のみとなっております。

「くぼみ入り」はいつから?

「くぼみ入り」が年賀はがきに用いられるようになったのは、1991年用の年賀状からとのこと。

一時くぼみ入り年賀状が売られない時もあったそうですが、2009年用から今回2017年用まで8年間、継続されて売られています。

現在では年賀はがきのほか、通常はがき・かもめ~るなどでもくぼみ入りが採用されています。

年賀状としては、初めは売り残ることも多かったそうですが、徐々に「くぼみ入り」が一般的になってきたそうです。

きっかけは・・・

元々「くぼみ入り」のはがきが作られるきっかけは、ラジオ番組での、視覚障害を持つリスナーからの投書。

これを当時の郵政大臣が聞いたそうです。

このようにくぼみ入りのはがきがあるのは、実はあまり外国でも見られないものとのこと。

普段はがきや年賀状を送る人でも案外知らないことだったりするんじゃないでしょうか。

使用する時は

以前に比べると、くぼみ入り年賀状は一般的になってきています。

ただ、それでも郵便局やそのお店によっては在庫が少なかったり、品切れだったりする場合もすくなくありません。

なので、年賀状として大量に使う時には、早めに注文しておいたり、事前に確認したりしておくとよいでしょう。

ゆくゆくは、もっと広まり、需要も高まれば、インクジェット紙などの印刷用のくぼみ入り年賀状も販売されるかもしれませんね。

 

2017年のくぼみ入り年賀はがき

酉年である2017年用にももちろんくぼみ入り年賀はがきが発売されています。

デザインは下のような感じ。

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(クリックで拡大)

普通の無地や四面連刷と同じデザインで、2017年にちなんで、17個の富士山が隠れているそうです。

くぼみ入りの値段は一枚52円で、これも無地やインクジェット紙の年賀状と同じです。

郵便局などで買い求めることができます。

金券ショップなどでは取り扱いが少ないかもしれませんので注意が必要。

そのほか、くぼみ入り年賀状も含め、年賀はがきについては下のページで詳しく書いています。

販売期間や年賀はがきの種類、年賀はがきを買い替えたい時などどうぞ。

参考:年賀はがきの値段は1枚何円?2017年用の年賀状の詳細情報まとめ

 

終わりに

くぼみ入りの年賀状について、使い方や値段について見てきました。

年賀はがきの左下部分に、小さなくぼみが入っているとは、細かな配慮ですよね。

普段目が見えていると、なかなか気付けない部分でもあります。

だからこそ、目が不自由な場合には印刷をしたり、年賀状の点字を読む際にはとても便利になるのでしょう。

弱視の場合はもちろん、渡す相手によってはくぼみ入りの年賀状を選ぶのも良いかもしれません。

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