脚を長く、鼻を低く、胸を小さく……海外の意外な整形事情

意味と語源

海外の美容整形というと韓国のイメージが強いですが、もちろん他の国にもさまざまな美容整形が存在します。

今回はちょっと意外な海外の整形事情をいくつかまとめました!

(画像はhttp://donne.leonardo.it/chirurgia-plastica-seno-mamma-regalami-una-quinta/ より)

 

未成年は整形禁止!

ドイツには「未成年(18歳未満)の整形を禁止する法律」が存在します。

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これは、ドイツの美容整形ブームが原因。

ドイツはふくよかな体型な人が多いので脂肪吸引をする人、また豊胸手術をする人が多いです。

夫が妻へ、あるいは親が子供にクリスマス休暇に美容整形をプレゼントするほど美容整形に寛容なドイツ。

ただし、未成年への美容整形はのちのち、治す事の出来ない後遺症が残る危険があることから現在は禁止する法律があります。

 

鼻を低くする整形

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(https://www.pinterest.com/johnabila/design-advertising-genius/)

日本や韓国では鼻にシリコンをいれて高く見せる整形がありますが、イランやイタリアといった鼻の高い国では逆に、鼻を低くする整形がメジャーだそうです。

特に高すぎる鼻は根元を削ったり、ヨーロッパに多い、鼻の先が上向きになる形に削って整えたり。

日本とは全く逆の整形をするそうです。

 

アンチエイジングは必要ない?

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(http://classyfxdesign.blogspot.jp/2012/06/blog-post_17.html)

ギリシャは近年、不況のあおりを受けて美容整形の手術代が安くなり、美容整形手術がかなり人気になっています。

実は、韓国に次いで世界第二位の整形大国なのです。

そんなギリシャでは清楚さよりもセクシーさを重視するので、豊胸手術が人気だそうです。また、肌の色は色白よりも健康的な小麦色の人が好まれます。

そのほか、年をとっていてもきれいであれば問題ないという考え方なので、しみやしわといったアンチエイジングの整形はあまり好まれないそうです。

 

胸を小さくする整形

世界的にはやはり、グラマーでセクシーな体型を求める国が多いので豊胸手術は大人気。

ただし、ブラジルやイランといった一部の国では、胸が小さい方が好ましいという考え方も存在します。

特にブラジルでは胸を小さくする整形手術、なんてものがあるくらいです。

 

耳を整形?八重歯は不吉?

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(http://matome.naver.jp/odai/2137022362745934901)

海外では日本以上に悪魔などに敏感だった時代がありました。

そのこともあってか、Cの形に横に広がった耳に加え、八重歯は「悪魔の歯」「吸血鬼の歯」と呼ばれ、昔からあまり好かれていません。

フランスでは、無料で耳を整形することができるくらい耳の整形はメジャーなものです。(耳は頭にぴたっとついているものが好ましい)

また、八重歯を治していないと、矯正するお金のない貧困層と見られたり、気味悪がられてしまうことも。

実は日本でも昔は「鬼歯」と呼び、気味悪がっていました。

 

つま先をシンデレラのように!

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主にアメリカでは足のつま先を整形する「シンデレラ整形」なるものが存在します。

指を削って長さをそろえたり、ボトックス注射でクッション性を増したりととにかく形をそろえるのが目的。

 

脚を長く整形!

中国や韓国では脚を長くするイリザロフ法というものが人気です。

これは簡単に言うと骨をわざと骨折させて、無理矢理骨を成長させ伸ばすという方法。

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(http://www.directrss.co.il/TextPage_EN.aspx?ID=10218643)

若い人では一日1センチほど、結果的に下腿5センチ、上腿4センチの合計9センチぐらいを伸ばすことが可能とされています。

ただ、当然神経を刺激するため激痛が伴い、運動能力が手術以前の80%ぐらいに落ち、感染症が20パーセントほどの確率で発祥するなどデメリットも多いです。

費用も数百万は下らないとか。

 

いかがだったでしょうか。国ごとで美の価値観はずいぶん違いますよね。

欧州やアメリカでは、「日焼け=バカンスを楽しめる=特権階級」という価値観が今も残っていますが、黒人女性の間では今もヨーロッパのような肌の白さに憧れているらしいです。

整形を悪いものとは断定しませんが、こうしてみるとどの国でも、結局のところ「ないものねだり」に変わりはないように思えました。

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