オーブンの「一段目」は上下どっち?と迷った時に読むページ

料理・食べ物

料理やお菓子のレシピで「オーブンレンジで一段、180度〇分」といった記載があるとき、オーブンの上段・下段のどっちか迷いますよね。

はじめに結論だけ書くと、基本的には普通の建物の一階・二階と同じ考え方なのでオーブンの一段=「下段」を指すことが多いです。

ただしグラタンやピザなどの焦げ目をつける料理の場合は一段=「上段」で焼く場合もあるので注意が必要です。

では、どういった料理だとオーブンレンジの一段が上下どっちになるのでしょう。

 

オーブンの「一段目」は下が多い

先に書きましたが「オーブンレンジで一段目にいれる」といった記載があった場合は、どっちかというと「下段」を指していることが多いです。

建物の「一階、二階、三階」と同じイメージですね。

特にスポンジケーキ、シュークリームなどのお菓子や膨らむパンの場合は一段=下段。膨らむ系のものはオーブンの下段にいれるのが基本です。

ちなみに三段のオーブンだと下段(一段目)→中段(二段目)→上段(三段目)という数え方をします。

三段だとどっちかと迷いづらくていいですね。

でも一段=上段の場合もある

しかし、グラタンやピザだとオーブン一段=上段という意味になります。

上で書いたように上段で焼くのは「焦げ目をつける料理」が基本です。

短時間&高温で焼き上げる場合は一段=上段です。

オーブンの一段目が上段か下段か迷ったら

もしも調理の際にオーブンの上下段、どっちを使うか迷ったら

「短時間で表面をパリッと焼くような料理の場合は一段=上段、それ以外のじっくり系は下段」

と覚えておくと分かりやすいかもしれません。

 

一段=オーブンの上段・下段の見分け方

オーブンの上段と下段のどちらか一段だけで焼いた場合の特徴についてまとめてみました。

オーブン一段
といえばどっち?
特徴
上段 熱源が近い分、  熱が通るのが早い&焦げやすい 
例えば…グラタン、ピザ、コロッケ、ハンバーグ、クッキー
下段 熱源から遠く、天井までのスペースがあるので、 じっくり熱を通せる&焦げづらい&膨らんでもOK 
例えば…スポンジケーキ、マフィン、シュークリーム

迷ったら下段に入れてみては

「オーブンで一段で〇分」などと書いてある場合、料理によって上下段を使い分けるということを見てきました。

もしどっちか迷った場合にはとりあえず一段目=下段にいれるのがおすすめです。

というのも、本来下段に入れるべき料理を上段にいれると、丸焦げ&火が通り過ぎてしまう恐れがあります。

それに対し本来上段にいれる料理を下段にいれた場合、焦げ目が薄いかもしれませんがどちらかというと美味しく頂くことができます。

 

一段の場合は下段でも、二段の場合は・・・

一段ではなく二段で焼く場合(クッキーをたくさん焼く場合など)には、オーブンの上段下段の両方にいれます。

レシピによっては「焼き加減をみて上下段を入れ替える」という工程が入っている場合もあります。

焦げ目や焼きムラを少しでもなくすため、オーブンの上段・下段を交換させる必要があるのですね。

ローストチキンは下段→上段へ移動する

ローストチキンはレシピの途中でオーブンの下段から上段へ移動させます。

初めから上段に置くと中に火が通る前に丸焦げになり、下段に置いたままでは表面に焼き目がつかず・・・微妙な調節が必要になるローストチキンは、意外と手間のかかる部類の料理なのです。

オーブン一段でローストチキンを作る(レシピ例)

  1. ローストチキンで使用する鶏肉はそれなりに分厚いので最初はじっくり熱を通すため、250度ほどの高温で20分ほど熱を通します。
    はじめはオーブン一段=下段にセットします。
  2. 中に火を通したら、最後に表面にパリッとした焼き目をつけるためオーブン一段=上段に移動して、さらに5~8分ほど焼きます。

 

パンを焼くときは上段・下段に迷う…

先に「膨らむタイプのパンはオーブン一段=下段」と書きました。

ただし実はこのあたりは人やレシピによってまちまちだったりします。

下段→型が大きい・高さがある・糖分が多い

パンの中でも食パンなどの高さがあるものはオーブンの天井に生地がついてしまう可能性があるため、下段で焼きます。

また糖分の多いブリオッシュなども焦げやすいのでオーブン一段と言われた場合は下段で焼くのが基本です。

フルーツも焦げやすいので注意

上にフルーツをのせたパンも、上段で焼くと焦げやすいです。

なのでどっちかというと下段で焼くのがおすすめと言われています。

どうしても上段で焦げ目をつけたい場合は以下いずれかの方法がおすすめ。

  • 初めは下段
    →完成前に上段に移動させて焼き目をつける
  • 初めは上段
    →焦げ目がついたらアルミホイルをのせて焦げ過ぎないようにする

二段で焼くときは・・・

二段で焼く時には、上下段の両方にパンを置くことになります。

この時上手に焼き上げるコツは「完成3分前に上下段を入れ替える」こと。

焦げ目がつきすぎる、という場合は途中でアルミホイルをのせて焦げ過ぎないようにするなどのカバー方法もあります。

どっちかというと一段で焼いた方が熱がオーブン内を循環して美味しく焼き上がると言われていますが、二段でもコツを掴むとふっくら焼けるようになりますよ。

 

終わりに

そういうわけで、オーブンの一段目と書いてあるときに上段と下段どっちにするべきか見てきました。

一段目=基本は下段。焦げ目をつける料理(高温&短時間)の場合のみ上段

ということを覚えておくと料理の際に役立つかもしれません。

オーブンの一段目に関して、迷った際の参考になったなら幸いです!

 

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