独特の食感と味のアスパラですが、茹でるときには意外と迷ってしまうもの。
今回は、そんなアスパラの茹で方とゆで時間、固めにする場合にはどうすればいいのか、ということについて見ていきます。
アスパラの茹で時間
アスパラってとても固そうにみえますが、どれくらい茹でるのか分かりにくいですよね。
アスパラの茹で時間は
- 普通の太さ:1分30秒~45秒
- 太め:2分
というのを目安にするとよいでしょう。
太めは親指くらいの太さ、普通は薬指や中指くらいの太さ、と基準にしている人もいるようです。
ただ、茹で時間だけではなく、実際茹でられているアスパラの様子をみて、決めることも大切です。
ゆで過ぎには注意!
意外と短く感じますが、アスパラは食感も大事なので、茹ですぎには注意です。
竹串がすっと通るくらい、表面に透明感があり、指で押すと少しへこむくらい茹でられればOK。
茹で時間は太さによってかわってきます。
短時間で茹でたい場合には細めのものを買ってくるようにするとよいでしょう。
また、みずみずしいアスパラの場合も茹で時間は短めに設定するとよいでしょう。
具体的には、みずみずしく、細いアスパラの場合や、しっかりした歯ごたえがほしい場合は、1分程度の茹で時間で十分なこともあります。
意外とアスパラの茹で時間は、難しいのです。
茹で時間がわかっていても、放置せず、茹でている時のアスパラの様子も見ておくようにするとよいでしょう。
アスパラの茹で方
アスパラの茹で時間や太さをチェックしたところで、次は実際の茹で方について見ていきましょう。
アスパラの茹で方の手順は主に次のような感じになっています。
- アスパラは水で洗う
- 下処理
- アスパラの根元(固い部分)を折る
- 根元側4センチくらいの皮をむく
- 鍋に水を沸かし、塩を加える
(水1Lに塩小さじ2) - アスパラを入れて茹でる
(茹で時間は上参照) - 茹であがったらそのまま食べるか、冷水につけて色止めをする
全体的には、アスパラを水で洗い、下処理をしてから茹でる、というようになっています。
塩を入れるのを忘れないようにしてくださいね。
茹で時間については、先に確認しておくか、茹でられているアスパラの様子を見ながら決めましょう。
上で書いたように、竹串でさしてゆで加減を見るのもわかりやすいです。
茹であがった後のことと、下処理について、少し詳しく見てみましょう。
茹であがった後は
茹であがってからすぐ、温かいまま食べる場合はそのままでもだいじょうぶです。
サラダやほかの調理に使う場合は、いったん、冷水で色止めをしましょう。
そうすることで、アスパラの色が鮮やかになり、食感もよいものになります。
ただ、アスパラが冷めたら、冷水から取り出し、水気をふき取ることも大切です。
水気をふきとらなかったら、水っぽくて、あまりおいしくなくなってしまいます。
アスパラは鍋かフライパン
茹でるときは、アスパラ全体がお湯につかるくらいの大きさの鍋か、フライパンを使うのもよいでしょう。
意外と、アスパラを茹でるのにフライパンを使う人が多いようですね。
アスパラは入りきらない場合には切る、という人もいるようです。
アスパラの下処理について
アスパラは茹でる前に、次の二つの下処理を行います。
- アスパラの根元の固い部分を折る
- ピーラーで根元側4センチくらいの皮をむく
こうすうことで、アスパラ特有の筋っぽさを取り除くことができます。
アスパラの根元の固い部分を折るときには片手でアスパラの中央を持ちます。
そして、もう片手で根元の固い方を持ち、少し力を込めて折り曲げることでうまく折れます。
この辺りは慣れもあるかもしれませんね。
中央を持った方に力を込めすぎないことが、綺麗に、根元の方を折るコツになります。
それから根元側4センチ程度の皮は、ピーラーで薄く皮をむくとよいでしょう。
茹でる前のこのアスパラの下処理がおいしくなる秘訣です。
固めにゆでる場合
茹でたアスパラを、後から焼いたり、パスタとあえるなど調理する場合は、固めにゆでる必要があります。
レシピなどにも、「固めにゆでたアスパラを~」と書かれていることがありますね。
このようにアスパラを固くゆでる場合の茹で時間は、大体30秒くらいになります。
あとから焼いたり、いためたりする場合には、少しかたいくらいがちょうどいいです。
調理をしないけど、アスパラを固く茹でたい、という場合には1分より少し短い茹で時間にするとよいでしょう。
「固め」がどれくらいの茹で時間かは、そのあと加熱する調理に使うかどうかによっても変わってきます。
ちなみに、火加減は強火でも中火でもOKです。吹きこぼれに注意しましょう。
おわりに
アスパラの茹で方や、茹で時間、固めにゆでる場合などについて見てきました。
アスパラは食感も大事なので、茹ですぎには注意が必要です。
とはいえ、固すぎてもおいしくないので、茹で時間の見極めも大事。
いろいろ試してみて、自分の好きな茹で方や茹で時間を見つけてみてくださいね。