お祝いの花の贈り物とは?種類や花言葉・胡蝶蘭や開店の場合など

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お祝いの時には、やはり花の贈り物が定番ですよね。「祝い花」という言葉もあります。

今回は、お祝いの花を贈る場合に迷いがちな、お花の種類や花言葉、開店祝いの場合の祝い花、胡蝶蘭ってどうなの?、というようなことを見ていきます。

 

お祝いの花の種類

贈り物のお祝いの花の種類は、おおざっぱに言って下のようなものがあります。

  • スタンド花
  • アレンジメントフラワー・ブーケ
  • ブリザーブドフラワー
  • 観葉植物

それぞれについて見た後、具体的にどんな花や花言葉がお祝いに向いているか見ていきましょう。

スタンド花

よく、開業祝いや開店祝いで贈られるのが「スタンド花」。

開店祝いは、祝い花をスタンドにのせ、「開店御祝」の立て札があるのが一般的です。

スタンド花は店頭におくと、にぎやかな雰囲気を演出します。

お客さんを店舗に誘導しやすくなるほか、立て札で自分の会社の宣伝にもなります。

最近だと、スタンド台をちょっと凝ったものにしたり、風船を足したりすることもできます。

アレンジメントフラワー

次に多いお祝いの花は、「アレンジメントフラワー」

花瓶がなくても飾れるので、入院の場合や一人暮らしの人に贈るのにもぴったりです。

ただし、日持ちはあまりせず、夏場はすぐ枯れるのが欠点かも。

価格は手ごろなものが多いです。

ブーケ

お祝いに花を送るという場合は、ブーケを思い浮かべることが多いんじゃないでしょうか。

ただ、ブーケを飾る場合は、花瓶が必要になってしまいます。

また、枯れやすく、花も日持ちしないので、アレンジメントフラワーの方がお勧めかも。

ブリザーブドフラワー

お祝いの花で、思い出の品にしたい場合は、ブリザーブドフラワーがおすすめ。

ブリザーブドフラワーは特殊な加工をした花で、日持ちは半永久。

ずっと飾っておけるので、長く思い出の品として贈りたい場合に適しています。

種類も多く、価格も選びやすいです。

観葉植物

ちょっとお祝いの花と離れているように見える観葉植物

ただ、開店祝いの場合などは、開店後も長く飾っておけるので、意外とありがたいものですよ。

お祝いの花としてインテリアを送りたい場合におすすめ。

少し場所をとるので、置く場所があるか、お店の雰囲気などを事前に確認しておいた方が無難です。

 

開店・開業・移転祝いの花の場合

次に、実際の花について見てみましょう。

開店や開業・移転祝いの花は、やはり胡蝶蘭が定番です。

そのほか、シンビジウムやグロリオサといった花がお祝いに贈られることも。

スタンド花の場合には立て札を立て、開業日の午前中に届くようにするのが一般的です。

胡蝶蘭:幸福が飛んでくる・純粋な愛

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」。

開店祝いに贈る定番の花として、人気です。

花粉が飛び散らず、香りがしないので、贈る相手を選ばないのがいいところですね。

花が咲く期間も、一カ月~三か月と長め。迷ったらまず、胡蝶蘭をお祝いの花として贈るのがいいかも。

鉢植えの胡蝶蘭は「地域に根付く」ともいった意味もあります。

ただし、本数・大きさは予算によって変わるので、一万円以下の予算なら、観葉植物やアレンジメントフラワーの方が華やかかも。

シンビジウム:飾らない心・誠実な愛情

開業祝いとして、ほかにシンビジウムが贈られることもあります。

お祝いの花として贈られる胡蝶蘭と同じく、ラン科の植物です。

胡蝶蘭よりは控え目で、色・大小さまざまなサイズの花があります。

胡蝶蘭よりも、その人に合わせたお祝いの花を送りたい人におすすめです。

グロリオサ:栄光・勇敢

開店祝いで、この先の商売繁盛を願うのなら、「グロリオサ」をお祝いの花として贈るのもアリ。

ギリシャ語の「グロリオサス(栄光・名誉・立派)」が由来となる花です。

色もさまざまあるので、力強いあの人に贈るお祝いの花にぴったりです。

 

結婚祝いの花の場合

結婚祝いの場合には、白い花の他、青系の花が贈られることもあります。

サムシングブルー

結婚式では、青い花や小物を身につけると幸せになる、という「サムシングブルー」という言葉があるそうです。

なので、花嫁に贈る花も、青系統にすると喜ばれるかも。

NGなもの

結婚祝いの花でNGなものは下の二つ。

  • 赤いバラ
  • 黄色のバラ

赤いバラは恋人に贈る花で、結婚祝いで渡すといらぬ誤解を生んでしまいます。

また、黄色のバラの花言葉は「嫉妬」。結婚祝いにふさわしくないですね。

 

出産祝いの花の場合

出産のお祝いの花は、母親のねぎらいとして贈られることが多いです。

出産祝いの花の選び方

出産のお祝いで花を贈る場合は、下の点に注意するとよいでしょう。

  • 柔らかで優しい色合い
  • 花粉や花びらが散らない花
  • 色や香りの強くない花

できれば、花は柔らかな色合いで、奇抜なものは避けた方がよいでしょう。

ほかのお祝いの花でもいえますが、花粉が散ったり、香りが強かったりする花は、贈り物には向きません。

母親になった方の負担にならないような花を選ぶようにしましょう。

おすすめは「カスミソウ」

出産のお祝いの花としておすすめなのは「カスミソウ」です。

花言葉は「無邪気」「清い心」「親切」「幸福」。

新たに母親になった方に贈るにふさわしい花言葉ですね。

ベビーブレスフラワーと呼ばれ、出産祝いの花として選ばれやすいです。

そのままだと少しさみしい場合は、他の花と組み合わせて贈るのもよいでしょう。

 

結婚記念日のお祝いの花

結婚記念日でお祝いの花をパートナーに贈ることもありますよね。

そういった場合には、バラやランなどの花がおすすめです。

バラ

薔薇の花言葉は「愛・美」。

ただ、花の色や花の本数によって、花言葉も変わります。

一本だけでも、花束でも、お祝いの花にぴったりです。

特に結婚四年目は「花婚式」で、お祝いの花を贈るのがよいですよ。

参考:色によって違う!バラの花言葉と豆知識まとめ(赤・青・ピンク・白・黄色etc..)

参考:青いバラの花言葉とまつわる豆知識・贈り物についてまとめ!

ラン:美しい淑女・優雅

お祝いの花に意外とお勧めなのがラン。

落ち着いた雰囲気で、色合いもさまざまなので、ちょっと大人な方におすすめ。

結婚記念日の祝いとして、薔薇はロマンチックすぎる、という場合によいですね。

上品な印象になります。

 

誕生日のお祝いの花なら

誕生日のお祝いの花なら、誕生花を贈るのはいかがでしょうか。

誕生日の月のほか、誕生日の日付ごとに、花が決まっています。

花言葉もさまざまなので、贈る相手に合った花を選ぶと、喜ばれるかも。

 

そのほか・お祝いの花の注意

最後に、お祝いの花を贈る場合に注意しておきたい点について見てみましょう。

菊は仏花

菊は、仏花として、あまりお祝いに適さないと思われがちです。

特に、白や黄色は仏花としてのイメージが強いです。

お祝いの花として贈るのは避けた方がよいでしょう。

赤い花は「火事」を連想

赤い花は、きれいですが、「火事」を連想させてしまうことがあります。

新築祝いや開店祝いの場合には、赤い花は避けることをおすすめします。

アジサイは「色が移ろう」

アジサイは、「色が移ろう」、つまり「物事が安定しない」というイメージがあります。

そのため、不安定な未来を想わせることから、お祝いの花としては贈らない方がいいという人もいます。

 

おわりに

お祝いの花について、いろいろ見てきました。

参考になりそうなものはありましたか?

花って、普段人に贈らないと、どれがいいのか分かりにくいですよね。

特に、お祝いの花の場合には、贈っていいものかどうか、迷いがち。

そんな時のお役に立ったら幸いです。

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