実際どんな感じ?リゾートバイト(清掃)について体験談

意味と語源

「リゾートバイト」。その名前だけ見ると、とっても楽しそうで、明るいイメージですよね。

今回はリゾートバイトが実際にどんな感じなのか、自分の体験談も交えながら見ていこうと思います。

リゾートバイト(清掃)体験談

楽しそう!リゾートバイトをしてみよう、と思うのは、大学生の方が多いのではないでしょうか。下のようなイメージ↓

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実際自分も、大学一年生の夏休み、リゾートバイトに応募した事があります。なんか新しい事がしたくて、またお金に困っていて、短期で稼げるもの……、とたどり着いたのが「リゾートバイト」。

なんだかキラキラしていて楽しそうだし、1ヶ月で15万、交通費負担、ということでなんとなく、リゾートバイトをする事に決めました。

選んだ派遣会社はヒューマニック(リゾバ.com)。スタッフの方の対応が親切だという声を聞いたからです。

実際、会社のスタッフの方は親切でした、が、実際の清掃の仕事については……

それでは悪い点→良い点の順番に見ていきましょう。

清掃のしごと

リゾートバイトの中でもホテルの清掃(ルームキーパー)を選んだのは「人と関わらないし、楽そう」といった安直な理由からでした。

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場所は駅から車で15分ほど田んぼの中を走った先にある、海が見えるちょっと良い感じの家族向けのホテル。

ホテルについた後、上司にあたる人と面接がてら話す機会があったのですが、その時の言葉が、

「ああ、ルームキーパーで来たの。……いろいろ聞いてると思うけど、頑張ってね」

でした。とっても同情してる顔でした。この時点で、あれ失敗したかな、と思いました。

実際の仕事について

で、実際のホテルの清掃の仕事ですが、とても楽なんてもんじゃないです。体力が削られます。

自分の入ったところは二人で10部屋(階によっては違うことも)を担当するのですが、下手すると、一人で30人分の布団を片付けることになります。夏なので汗がぽたぽた落ちる位でした。

しかもベッドもあるので、ベッドメイクもやります。覚えることになります。

ゴミは回収して、風呂や洗面台は掃除、掃除機を10部屋かけるためにいちいちコンセント付け替える必要がありますし、トイレ掃除もあります、テーブルも拭きます、窓も拭きます、そのほかにも……。

体力は必要ですし、全部覚えるだけの根気も必要です。

このほか、夜にも清掃の仕事があるところがあります(布団敷きや次の日の準備など)。

でももっと辛いのは

リゾートバイトのホテルの清掃はとても体力を使います。でももっと辛く感じたのが、そのほかの部分。

まず、忙しいところや上がうっかりしている場合、仕事さえもろくろく教えてくれない場合があります。自分のところは初日に、まだ仕事を覚えていない人(入って2日目)と組み、2日目に「まだ覚えてないの?」としかられました。

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人と関わらなくていいから、と思ってたら、確かにお客様とは関わりませんが、職場の人間関係には気を使うと覚悟しておくのがおすすめです。

ホテルの清掃は比較的年齢層が高く、50~70歳のパートさん(女性)がほとんど。ちょっと、ほんのちょっと気難しい人もいます、当然ですが。

挨拶や返事はしっかりするのはもちろん、多少毒づかれてもめげないこと。自分の入ったところは、2日目にペアを組む際、「えぇ~、この子となんて嫌だわ~」と目の前で言われました。3日目には「あいつだめだわ」と高校生に言われました。めげないこと、大事。

後から聞いた話では、自分が入る数日前、3人ほど逃亡者がでたそうです。そりゃ、逃げるわってもんです。

 

やめたほうがいい?

ここまでネガティブなことばかり書いてきたので、怖気づいてしまった方もいるかもしれません。

でも、だからってリゾートバイトが悪い点ばかりっていうわけではないです。

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相部屋の先輩

例えば自分のところは相部屋(2人)だったのですが、相手の人が同じ大学の先輩で、いろいろ話すのが楽しかったです。普段かかわらないタイプの方だったので、新鮮でした。

相部屋はやっぱり当たり外れがあるかと思いますが、1ヶ月だけの関係なので、気軽で良いです。

同じ派遣の人

そこに勤めているパートさんは気難しい人が多かったですが、派遣のひとたちは同じ苦しみをあじわってる(?)せいか、とても仲良くしてくれました。

同じ学生のほか、結婚資金をためている人、独立のために頑張っている人、普段は旅行して定住していない人……、いろいろな人がいるのだなあと、とてもほっこりしました。

年齢も25歳や30歳くらいの人が多かったですが、夏は別の仕事をしているという、60代の方もいました。

慣れてくると

また、初めは辛かった清掃の仕事も1週間少したてば慣れてきて、あまり注意されないようになっていきます。(この1週間の間にも一人逃げましたが。)

そうなると毒づかれる事もなく、また初めはきつかったパートさんが少しずつ話しかけてくれるようになりました。頑張れば報われるというのを感じました。

一番忙しくなる時期(お盆)の前に仕事が覚えられてよかったです。

お金はたまる

お金は確実にたまります。

自分のところは食費が出て、寮費光熱費無料だったので、ほぼ出費なしで生活できました。またさっきも書いたようにホテルから脱出するために車で15分もかかったので、遊ぶところがなく、お金を使うこともなかったです。

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そのほか

自分はなかったのですが、人によっては恋愛している人もいました。リゾバらしいですね。

観光地が近ければ、休みの日に遊びに行きやすいです。海が近いと楽しそうですね。車を持っていると便利かも。

また、自分は清掃に入ったので大変でしたが、フロントやプールスタッフなどはそこまで大変ではない、という話を聞きました。むしろ楽なんだとか。

ホテルの清掃はお客様が帰ってくるまでに掃除を終えなければならないので、超過労働はなかったですね。次の日の準備などしなければならない事はパートさんがやっていました。

パートのおばさま方には、若くて愛想の良い男性が好かれやすいです(笑)。

あと、普通の優しいパートの人もいました。最終日に、「よく頑張ったね」と言われた時には泣きそうになりました。

 

まとめ

結論でいえば、やってよかった、と思っています。

とても良い経験でしたし、ホテルの裏側ものぞけたし、いろいろな人がいることがわかったし、刺激的な体験でもあります。お金もたまりました。

楽ではなかったですが、自分は1ヶ月の契約だったので頑張れました。達成感も素晴らしかったです。また、こんな風に話のタネにもなります。

今回紹介したのはけっこう極端で、ほんとはもっと優しい人が多いと思います。

でも清掃の仕事が楽ではないこと、なめてかかって逃亡するひとがいることは知ってもらえたらなあと思い、書きました。(そもそも楽な仕事だったら、応募が殺到して、採用されないですよね。)

清掃の仕事の男女比率は1:9から2:8。力のある男性は歓迎されます。

 

清掃のリゾートバイトをやろうと思っている方は、まずは短めの期間(1ヶ月くらい)の契約で、修行だと思って取り組んでみることをおすすめします。

辛い時には、契約が終わってからやることを数えましょう。きっとリゾートバイトを終える頃には、なんでもできそうな気持ちになっていると思います。

また、食事+寮費+光熱費タダのところもありますので、お金がピンチの人にはおすすめです。

ちなみに私はもう一度リゾートバイトをやる予定はありませんが、またやるなら、今度はプールスタッフかフロントをしてみたいなあと思います。

 

それでは、これからリゾートバイトをやる予定(特に清掃)の人は気合い入れて頑張ってください!

 

おまけ:参考までに、自分は「ヒューマニック(リゾバ.com)」という派遣会社を利用しました。清掃だけではなく、ほかの色々な仕事があるので(笑)、リゾートバイトを考えている場合には一度のぞいてみるのがおすすめですよ!

自分の時は電話と郵送だけで登録できた(面談なしでした)のと、スタッフの方が親切でいろいろな仕事を紹介してくれたのが嬉しかったです。

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