秋といえば栗、生栗!
自分でとってきたり、誰かから生栗をもらうことも多いでしょう。あまりにたくさんもらって食べきれない、なんてことも。
今回は生栗の冷凍保存の仕方と、解凍、それに簡単に生栗を甘く美味しくする方法について見ていきます。
生栗の冷凍保存の仕方
生栗を長く保存したい場合には、冷凍保存が一番。
大体、数カ月はもちます。
生栗の冷凍保存の仕方はさまざまで手間を惜しまなければ、とっても美味しくできます。
以下に、生栗の冷凍保存の仕方をいくつか紹介しますので、自分に合っている方法で保存してみてください。
皮のまま冷凍保存
一番手軽なのは、生栗を皮のまま冷凍保存する仕方。
その名の通り、皮のまま保存袋(ジップロック)に生栗を入れて、冷凍保存します。
この時、袋を小分けにすると使う時に幾分、楽になるでしょう。
ただし、皮のまま冷凍保存すると、解凍する時にいちいち皮をむかないといけないので、とっても面倒。
時間もたくさんかかるので、あんまりおすすめできません(下で詳しく紹介しています)。
皮をむいて冷凍保存
一般的なのは、生栗の皮をむき、冷凍保存する方法。
この方法で行えば、解凍も楽で、冷凍焼けせずにしっとりとした生栗になります! また、解凍の際にもそのまま使うことができるので、とっても便利です。
まず、生栗の鬼皮と渋皮をむきます。包丁でむくほか、ピ-ラーなどを用いる方法もあります。
それから、下の手順で冷凍保存します。
- 皮をむいた生栗をザルにあけ、さっと水を通す
- 軽くざるを振って水を切る(軽くキッチンペーパーもOK)
- 保存袋に生栗と砂糖を入れてモミモミ
- 砂糖が軽くとけ、生栗全体に砂糖がかかっているのを確認
- 袋の空気をできるだけ抜いて、冷凍庫へ
砂糖は生栗の2割~3割程度の量で。袋を小分けにすると、少しずつ使う時に便利です。
水分で軽く砂糖が溶けているのと、生栗の全体に砂糖がまぶしてあるのを確認するようにしましょう。
生栗に砂糖をまぶさないと、冷凍焼けしてしまってパサパサになってしまったり、変色してしまったりするので注意が必要。
ひと手間を加えるだけで解凍・調理する時に、ぐっと楽になります。ぜひ試してみてください!
生栗を解凍して調理する方法
冷凍保存した生栗を解凍・調理する方法は、冷凍保存の仕方によっても変わってきます。
皮をむいた生栗の解凍方法
皮をむいた状態で冷凍保存した生栗は、そのまま調理に使うことができます。
生栗をそのまま切るなり、炊飯器の中に入れるなりして大丈夫。
解凍するとふにゃっとしてしまうので、温める場合には、解凍しないでまるごと調理してOK。
砂糖でつけて冷凍保存した生栗は、砂糖がついたまま調理しても大丈夫ですし、甘さを控えたい場合は砂糖を軽く水で洗い流しましょう。
皮をむいていない生栗の解凍方法
皮をむかずに冷凍保存した生栗を調理する時は、まず皮をむき、それから調理します。
冷凍したままで良いので、この場合も解凍しないでOKです。
上に書いたように、冷凍した生栗の皮むきは包丁・ピーラー・専用の栗むき器などを使う人が多いそうです。
生栗は元々、水分が少ないということもあり、冷凍保存しても解凍しなくてよいのが嬉しいところですよね。
ちなみに、皮をむいていない生栗の解凍で皮をむく場合は時間がかかるので、時間に余裕を持って作業するようにしましょう。
おまけ:美味しく甘くする方法
ちなみに、生栗は0℃で保存することで甘みが増し、冷凍保存することで甘みを維持することができます。
そのため、冷凍保存する前に、1ヶ月ほど冷蔵保存すると、いっそう甘みが増して美味しくなります。
冷蔵庫にチルド・バーシャルという部分があれば、冷蔵はそこでの保存が好ましいです。
甘い生栗が食べたい場合は試してみてはいかがでしょうか?
おわりに
生栗の冷凍保存の仕方と解凍方法について見てきました。
生栗って普段はあまり調理しない分、冷凍・解凍の方法もどうやってやるのか案外知らないもんですよね。
特に、冷凍焼けしないために生栗を砂糖につける方法は、教えてもらわなければわからないもの。
ぜひ、生栗をうまく冷凍して、美味しく調理してください!