雨の日の空調服を着たい時にチェックすべき点をまとめました【カッパ】

暮らし

雨といえども涼しい日ばかりでもなく、日によっては湿度で蒸れて普段以上に不快に感じることさえありますよね。そんな時にはレインコートではなく空調服を着て快適に過ごしたいもの。

そんな「雨の日に空調服を着ても大丈夫?」という疑問を解決すべく、雨の陽に空調服を着用する際の注意点やチェックすべき点についてまとめました。

 

雨の日に空調服を着る場合には

雨天時にも外で空調服を着用する場合には以下の方法があります。

  • 防水仕様の空調服(ブルゾン)
    • ファンを雨から保護するカバーをつける
  • 空調服の上からレインコートやカッパを羽織る
    • ファンにはファンスペーサーをつける

主に、「防水仕様の空調服(空調ブルゾン)を買う」か「レインコートやカッパを羽織る」かのどちらかです。どちらの場合でも、ファンには別途風を取り込みやすくするためにカバーやスペーサーを使用することをおすすめします。

 

防水仕様の空調服

空調服は通常は綿やポリエステル製です。その為、通常の空調服は雨の日には適しません。ただし、数は少ないですが、防水・撥水仕様の、塩化ビニール素材のブルゾンもあります。

雨の日にも空調服を使用したい場合には防水仕様の空調服を選びましょう。

ジンナイのナダレス空調服

雨の日にも使える防水仕様の空調服といえばナダレス空調服です。

(画像出典:Amazon)

ナダレス空調服の特徴は、生地が丈夫で厚く、防水・防汚に優れている点。泥汚れなども落ちやすいので汚れやすい場所での作業にも最適です。

(画像出典:Amazon)

Amazonや他の販売店で購入できますが、防水加工をしてある分、2~3万円と通常の空調服よりもやや価格は高めになっています。空調服のブルゾン単体での販売も多いので、購入の際にはファンやバッテリーがセットになっているか等のチェックも忘れないようにして下さいね。

 

ファンの防水カバーも忘れずに!

ナダレス空調服は防水仕様ですが、ファンそのものは防水になっていません。

そのため、雨天時にナダレス空調服を着用する場合には、株式会社空調服から販売されているカバー「FANCOV」を使うことをおすすめします。


Amazonなどで購入可能で3,700円ほど。付け方は以下の通り(株式会社空調服のHPより)。

空調服はブルゾン本体やファン・バッテリーなど必要部品が多いのがネック。ただしファンカバーをつけると枝葉を巻き込みにくいので菜園作業などの人にもお勧めです。

カバー装着後は、狭いところを行き来する場合には引っ掛かってしまう場合もあるので、慣れが重要です。

後にも書きますが、空調服にカッパを羽織る場合にもこのカバーの使用が可能です。

ファンが濡れてしまったら?

空調服のファンは通常、防水仕様ではありません。また、ファンを回転させるモーターは水との相性も×。

濡れてしまった場合はしっかり乾かすようにしましょう。濡れたまま使用すると故障の原因になります。

なお、電圧は9V以下ととても低圧の為、濡れても感電の心配はないそうです(株式会社空調服のHPより)。

 

空調服+レインコート・カッパ

雨の日には、通常の空調服にレインコートやカッパを羽織って作業するという人もいるそうです。

防水仕様の空調服と比べるとやや動きにくさもありますが、新たに空調服を買い直さなくて済むので手間・費用の面ではレインコートやカッパを羽織る方が楽ですね。

カッパはやや大きめ・軽めを

空調服自体、通常の作業着よりも膨らむようになっているので、カッパもさらに大きめのものを選ぶようにしましょう。空調服にぴったりのサイズのカッパを選ぶと、風のめぐりが悪くなり、涼しいというよりはサウナ状態になってしまいます。

また空調服は元々重めなので、カッパは軽くするのがおすすめです。

 

ファンにはカバーかスペンサーをつけよう

空調服にカッパを羽織った場合、ファンからうまく空気を取り入れにくくなってしまいます。

そのためファンには上で挙げたファンカバー「FANCOV」か、ファンスペンサー「FAN-SP」などをつけて、うまく空気を取り入れやすくしましょう。


ファンスペンサーはFAN-SPのほかに空調風神服など市販のファンに装着しやすいもの(099‐RD9266)もあるので、ファンによって選ぶようにしましょう。

ファンカバーと比べると、ファンスペンサーの方が価格は安めで、柔軟なので、狭い場所での作業に向いています。ただどちらもでっぱりがあるので運転などの場合には違和感があるかもしれません。

カバーもスペンサーもつけずに空調服を着ると、サウナのように余計暑く感じてしまうので注意してください。

 

雨の日でも空調服は涼しい?

雨の日の空調服の効果は「普段に比べると半減」です。

晴天よりは涼しく感じにくい

ご存知の通り雨の日には湿度が高くなるので、風を取り入れて汗を蒸発させる空調服の効果は薄くなります。

下の記事でも紹介しましたが、空調服は、「外から取り込んだ風で体の汗を蒸発させる・気化させる時」に涼しく感じます。

参考:空調服とは?メリットデメリットや効果・疑問についてまとめました

空気が乾燥している時には、乾燥した風が肌を撫でるので汗が蒸発しやすく、涼しく感じやすいです。

反対に、雨の日など湿度が高い時には、風を取り入れても汗の蒸発が少ない=涼しく感じにくいのです。

梅雨時にはじめじめ……ということも

早い人は梅雨時から空調服を着る人もいます。

ですが上に書いた通り、雨の日にはどうしたってと取り入れる空気の湿度が高いので、汗が蒸発しにくいです。それどころか蒸し暑い空気が肌を滑るので「じめじめ……蒸し暑い……」と感じる場合も。

湿度の高さはファンカバーをつけることでマシにはなりますが過度の期待はしないが吉でしょう。

 

おわりに

雨の日にも空調服を着用したい場合には、「防水加工の空調ブルゾン」を選ぶか「カッパを羽織る」。その上で「ファンカバー」か「ファンスペンサー」をつけるのが必要です。

濡れてもファンは動きますが、濡れたまま使い続けると故障の原因になります。また、じめじめした空気を取り込んでも涼しく感じにくいのが実情のようです。そういう点ではファンカバーがおすすめですね。

空調服のファンカバーはやや価格も高めですが「雨天時にも快適に作業をしたい!」という場合には必須品になりそうです。

 

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