食感がおいしい海老ですが、意外とぷりぷりにするのが難しいんですよね。
今回はそんな海老の茹で時間や茹で方、水から茹でる方法やぷりぷりにする方法について見ていきます。
海老の最適な茹で時間
海老って意外と茹でるのが難しく、特に下ゆでは加減が難しいですよね。
茹で時間を取り過ぎると硬くなってしまうこともしばしば。
海老の最適な茹で時間は、茹で方にもよりますが、下のような感じです。
- 殻付き:茹で時間1分→余熱で放置
- 殻なし:茹で時間数秒→余熱で放置
詳しい茹で方は下で紹介していますが、どちらも、茹で時間は1分以下になっています。
特に、殻なしの海老の場合は、茹で時間はほぼないか、数秒で、海老を入れた後の余熱で火を通します。
海老をはじめとした魚介類は、急激に火を通すと硬くなってしまいます。
そのため、茹で時間はほぼとらず、海老の場合は、火を止めた後の余熱によってゆで上げるのです。
大体、蓋をして5~6分、余熱で温めるのがよいでしょう。
えび(殻付き)の茹で方
殻つきの海老をぷりぷりに茹でる方法は下の通りになります。
- 殻つきのまま、背ワタを引き抜く。(海老の、頭から2・3個目の節に竹串を指す)
- 片栗粉で海老を軽くもむ。
- 水で洗いながし、ざるにあげておく(海老15匹につき片栗粉大さじ1)
- 鍋に水400cc、塩大さじ1、酒大さじ2を入れ、火にかける。
- 沸騰したら海老を1分、茹でる。
- 火を止め、あらねつがとれるまで放置。(蓋をしてもよい・5~6分)
- そのあと、自然に冷まして、殻をむきます。
この茹で方の茹で時間は1分、そのほかあらねつが取れるまでの時間がありますね。
はじめに片栗粉でもむのは、臭みと汚れをとるため、
あらねつがとれるまで余熱で火を通すのは、よりぷりぷりにするためです。
この茹で方では、2工程をしっかりおこなうことで、おいしくぷりぷりの海老にすることができます。
えび(殻なし)の茹で方
次に殻なしの海老の茹で方について見てみましょう。
ぷりぷりにするのは、殻つきとほぼ同じような流れになります。
- えびの背ワタを竹串で取る
- 大さじ2の片栗粉をまぶし、5分放置。
- 片栗粉を洗い流したあとに水分をしっかり切る
- もう一度大さじ2の片栗粉とまぜる。
- 鍋にお湯を沸かし、酒(大さじ1)、塩(小さじ2)をいれ、沸騰させる。そのあと海老を入れて火を止める。
- お湯が冷めるまで放置(蓋をしてもよい・5~6分)。その後水分をしっかり切る。
この茹で方では、茹で時間はほぼ0。余熱で茹でる方法ですね。
片栗粉を二回まぜるなど、ちょっと独特の茹で方です。
冷ますのは、冷水ではなく自然に冷ましましょう。
茹で時間がほぼないので、失敗しにくい方法でもありますね。
海老の水からの茹で方
海老は沸騰してから茹でる茹で方の方が失敗しにくいですが、水から茹でる方法もあります。
殻つきの場合で水から茹でる場合は下のような茹で方になります。
- 海老の背ワタをとる。
- 鍋に水を張り、海老を入れて茹でる。
- 沸騰寸前に火を止め、余熱で2分放置。(海老が大きい場合は3分放置)
このように、海老を水から茹でる場合は、沸騰寸前に火を止めます。
茹で時間は沸騰するまでの時間になります。
沸騰してすぐに火を止めることがポイントで、沸騰したまま放置すると海老が固くなってしまうので、注意です。
この方法はとてもシンプルなので、時間がない時などにおすすめですね。
海老のおいしい茹で方のポイント
さまざまな海老の茹で方について見てきました。
海老の茹で方のポイントは、茹で時間なども含めて、下のようなポイントがあります。
- 背ワタをしっかりとる。
- 片栗粉でもむ(臭みと汚れを取る)
- お湯と塩・酒で茹でる
- 自然に冷ます(×冷水)
- 煮すぎると硬くなるので、余熱で中に火を通す
- (茹でると海老が浮いてくる・余熱は6~7分・蓋をする)
特にぷりぷりにしたい場合には、茹ですぎに注意!
茹ですぎるとかえって海老が硬くなってしまうので、ぷりぷりにしたい場合は茹で時間は数秒程度で、余熱で火を通すようにしましょう。
また、茹でた後に冷水に入れるのではなく、自然に冷ますのがおすすめです。
冷水に入れると色が悪くなったり、味が変わってしまったりするので注意しましょう。
おわりに
海老の茹で方や茹で時間、ぷりぷりにする方法や、水からの茹で方について見てきました。
身近な食材なのに、意外と茹で方が厄介な海老。
これを期においしく、ぷりぷりな海老を作ってみてくださいね。