よく、「オーブントースターで○○分」っていうレシピを見ますよね。
この場合、オーブンレンジだと何度の温度で、何分焼けばいいのかわかりにくいもの。
今回は、オーブントースターの温度や、1000w、900w、600w、500wの場合について見ていきたいと思います。
オーブントースターの温度
結論を始めにいうと、オーブントースターの温度は200度~250度のことが多いです。
ただし、そのオーブントースターの機種や容積、それに古さなどによっても大きく変わります。
なので、正確な温度は、そのオーブントースターの説明書やメーカーのサイトを見るようにしてください。
おおざっぱに「オーブントースターで○○分」という表記がある場合は、オーブンレンジなどでは、200度以上に予熱してから調理するといいかもしれません。
切り替えスイッチがないと200度のことが多い
最近だと、温度調整機能のついているオーブントースターも多いですが、
オーブントースターの切り替えスイッチがない場合は200度であることが多いそうです。
古いオーブントースターの場合は、160度~180度ということもありますね。
また、長年使っているオーブントースターは、温度が上がりにくいなどの場合も。
オーブントースターの温度のしくみ
オーブントースターは、一定の温度まで庫内をあたためる仕組みです。
オーブントースター | オーブンレンジ |
一定の温度まで庫内を温める | 一定の温度をキープする |
つまり、オーブントースターの場合には、決まった温度まで上昇すると、ヒーターが止まります。これがオーブンレンジのオーブンとの違いですね。
オーブンレンジのオーブンは、一定の温度で庫内をキープするものがほとんどです。
焦げ目をつける料理向け
オーブントースターは、一気に温度が上がります。
なぜなら庫内が狭く、ヒーターとの距離も近く、直火であぶっているようなものだからです。
なので、オーブントースターは焦げ目をつける料理やお菓子に向いています。
具体的には、高い温度で焼くトースト、ピザ、グラタン、焼き魚などの調理はオーブントースター向きです。
オーブントースターでお菓子作り
ちなみにオーブントースターでお菓子を作ろうとしても、高温すぎることがほとんどで、とても焦げやすいので注意が必要です。
こげそうな場合は、アルミホイルをかぶせるという方法もあります。
なので、「3分焼いたら2分保温」を数回繰り返してようすを見たり、
ずっとオーブントースターの前にいて、焦げないように見ていることで成功率が上がるかも。
オーブントースターのw(ワット)
オーブントースターの設定で、温度の他に「w(ワット)」があるときもありますよね。
次はこのW「ワット」と温度の関係ってどうなっているのか、について見ていきましょう。
w(ワット)と温度
オーブントースターの表示がワットになっている場合がありますよね。
このWが高ければ高いほど、一定の温度になるまでの時間が短くなります。
簡単にいうと、W(ワット)とは、何らかの温度に上がるまでの時間を示しています。
オーブントースターのワットと温度
ワットが単純に温度に置き換えることはできない、というのはわかったかと思います。
それを踏まえて、オーブントースターのワットを、強いて温度で考えるなら、
600wで200度前後、300wで140度前後くらいの温度になると考える場合が多いです。
ただし、加熱時間がのびれば、温度も上昇していきますので、あくまで目安程度に。
高いWほどすぐ焦げる
ワットは一定の温度にあがるまでの時間、つまり、「高いWであるほど、すぐ焦げる」ということです。
例えば、お菓子作りをしたい場合に、1000wや900wにするとすぐ焦げついて失敗してしまいます。
上に書いたように、お菓子の場合には、600wや500wで、焼いたり保温したりでようすをみるようにするとよいでしょう。
おわりに
オーブントースターの温度や、ワットとの関係について見てきました。
理科が苦手な人にとっては、「ワットって何度のことなんだろう?」と考えてしまうかもしれませんね。
でも、ワットとはいわゆるパワーみたいなものなので、温度に直接変換することはできません。
オーブントースターで○○分、という時は200度以上をめやすみ、調子を見ながら加熱するといいと思います。
参考になったら幸いです。